二
試合当日まで純菜の練習は続いた。
動画を研究し、傾向と対策に基づいて技の練習に余念がない。そのせいで、バトルファック部の男子部員たちはさらなる地獄を見ることになったのだが、部員は全員、純菜の練習相手に積極的になってくれた。
試合当日も男子部員たちの精子を搾り取った純菜は満面の笑みでお礼を言った。ご褒美として貞操帯の鍵を全員にプレゼントして、男たちはつかの間の自由を得ることになった。
そして、本番を迎えた。
*
場所は千代田区の体育館だった。
そのリング近くにはマスコミ関係者の姿があふれかえっていた。カメラが何台も持ち込まれ、さながらプロの試合のような様相を呈している。
それも無理もないことだった。純菜の初戦の相手はあの榎本選手だったのだ。プロ注目の優勝候補がいきなりの初戦とは純菜はどこまでもついていなかった。俺はリング脇のセコンド席で純菜にむかって最後の言葉をかける。
「いいか。無理だけはするなよ、純菜」
「うん。分かってるよ」
「じゃあ、もうそろそろ上着を脱ぐか」
「はい」
純菜が着ていた大きめのパーカーを脱いだ。
あらわになる純菜の爆乳。最初のころよりも明らかに大きくなっている二つの果実が、純白の競技水着からこぼれるほどになっている。肌のツヤも増しており、こうして近くにいるだけでなんだか頭がぼんやりとしてくるいい香りがした。
成長しているのだ。男たちの精を浴びて、この爆乳は今もなお成長しているのだった。
「それじゃあ、いってくるね」
「あ、ああ」
純菜がニッコリと笑ってから、ロープをくぐってリングの上に立った。
その正面には、長身の榎本選手が無表情のポーカーフェイスで待ちかまえている。
純菜の爆乳を前にしても榎本選手は表情一つ変えなかった。規格外の大きさのおっぱいにザワザワしている競技場内にあって、対戦相手の榎本選手だけが平常心だ。
長身の男と小さな少女。
純菜は見上げる形でしか榎本選手の顔を見ることができない。純菜の童顔とあいまって、まるで大人と小学生の戦いのように見えた。
「それでは15分ハーフ。2セット。3ノックダウンKO方式で開始する。いいね?」
審判員が二人に声をかける。
無表情の榎本選手と、ニッコリ笑顔の純菜はどこまでも対照的だった。二人が握手をして、離れる。審判員の合図と共に、ブザーが鳴り、時計が動いた。
*
俺との話し合いでは、時間を稼ぐことになっていた。
あの榎本選手を相手に30分間を戦い抜くことは不可能。勝機があるとすれば、徹底的に勝負を避け、最後の5分間でパイズリを炸裂させて逆転を狙う。それしかないと俺は純菜にアドバイスしていた。
それなのに、最初に動いたのは純菜だった。
彼女は勢いよく突進し、榎本選手に抱きついた。
「あのバカ」
そんな戦法が天下のBL学園部長に通用するわけがない。すぐに反撃を食らい、返り討ちにあうことになる。俺は白旗を告げるタオルをグっと握りしめた。
今にも榎本選手の冷酷悪魔が純菜を餌食にしてしまう。しかし、そんな会場中の予想は誰かの呻き声によって消え去った。
むにゅうううッ!
「うあッ」
純菜の爆乳が、ちょうど榎本の股間に炸裂し、ぐんにゃり歪むほどに押しつけられている。苦悶の表情を浮かべた男が純菜を引きはがそうとするのだが、その瞬間、純菜がグリグリと爆乳を押しつけた。それだけで男の呻き声は増し、動きが止まってしまう。
「どうしたんですか、榎本さん」
純菜がニッコリと笑っている。
その笑顔の端には榎本のことをからかうような感情が含まれていた。身長差から、純菜は榎本に抱きつきながらも上目遣いで彼を見上げることしかできない。その体勢は明らかに純菜にとって不利なはずなのに、明らかに純菜の方が試合を有利に進めていた。
「膝、笑ってますよ?」
「く」
「もっと押しつけてあげますね」
純菜が笑って言った。
暴力的なまでにおっぱいが榎本の股間を直撃し、その膝が落ちた。膝カックンをされたように榎本の体勢が崩れ、両膝をリングについてしてしまう。
あれだけの身長差があったのに、今では純菜と榎本の顔は同じ高さになった。
「ふふっ、いただきます」
じゅるるるッ!
「むふううッ!」
ディープキス。純菜の長い舌が榎本の口内に進入し、襲いかかった。
しかし、キス勝負は榎本の専売特許だ。数々の強敵を榎本はディープキスで沈めてきた。真剣な表情を浮かべた榎本が、闘志をむき出して舌を絡ませた。
「あひいいンッ!」
あえぎ声が響く。
それは男の声だった。榎本の舌の動きに「くすり」と笑った純菜が、いやらしい唾液音をたててその舌を啜り、自分の口内に閉じこめてしまった。あとは一方的な展開だ。まるであめ玉でも舐めるようにして榎本の舌をなぶり尽くしていく。次第に榎本の体から力が抜けていった。
「はい、トドメです」
頃合いを見計らって、純菜が榎本の顔面を抱き抱えた。
爆乳の中にとじこめられ、その極上フォロモンをかがされた榎本がビクンビクンと震える。
「堪能させてあげたいのは山々ですが、KOまでの時間も重要なので、手早くすませますね」
そう言って、純菜が必殺の体勢に入った。
膝上パイズリ。
榎本の弛緩しきった顔面を爆乳から引きずり出すと、熟練した手つきでその体勢を完成させてしまう。いやいやをして顔を振る男。そんな男をニッコリと笑顔で見下ろすと、純菜は男の一物をおっぱいで挟み込んだ。
「ひゃあああンンッ!」
今まで聞いたことのない悲鳴が試合会場に轟いた。
BL学園側のセコンドも呆然としてその光景を見つめるしかない様子だった。
最強の男が。去年の優勝者が。今年の優勝候補でもある冷酷悪魔が。
まだバトルファックを始めて3ヶ月の少女に手も足も出ずに犯されていく。
「本気パイズリでいっきに決めます!」
元気よく言って、純菜が動いた。
最初から全力。左右から爆乳をぐいっと挟みこみ、乳圧を手加減抜きで最大級にする。それと同時に、その重量を体全体をつかって持ち上げ、そのまま男の腰めがけて打ち付けた。
パンッッ!
大きな肉の殴打音が響き、それが連続した。小柄な童顔少女が長身の優勝候補者を犯していく。荒々しい動きでもってパイズリを続ける純菜。彼女は笑顔だった。笑顔のまま男を犯した。
「ひっぎいいいッ!」
榎本は白目をむいた。
もはや悲鳴は人間のものではなくなっていた。体をビクンビクンと痙攣させている。純菜がおっぱいを打ち付けるたびに、全身がリングでバウンドするように暴れる。
めちゃくちゃにされている。ぼろ雑巾にされて、蹂躙されている。
それが傍目から見ても分かるほど、榎本は急速に壊れていった。
そして、
「ん。一回目ですね」
純菜がつぶやいた。
俺たち富士見ヶ丘バトルファック部の部員以外で、その言葉の意味を理解できる人間は皆無だったろう。
射精したのだ。あっという間に射精してしまった。しかし、敗北の白い液体はすべて純菜の谷間の中に注ぎ込まれて、その射精に気づけるものはいなかった。しかも、射精中は連続攻撃が許されている。もはや純菜を止めるものはおらず、彼女の公開逆レイプはなおも続いた。
「ヒッギイイイッ! だ、だめッギャアアア!」
男が暴れ回っている。
ぱんぱんという肉の殴打音と男の悲鳴。
白目をむきながら悶絶する男とニッコリ笑顔の純菜。
リング外はシーンと静まりかえり、その逆レイプを呆然と見つめるしかなかった。
「はい。4回目。もう限界ですかね」
純菜が笑って言った。
榎本は喋ることもできずに悲鳴をあげるだけ。そこまできて、ようやくBL学園のセコンドが気づいた。はやくしないと手遅れになる。慌てたセコンドが白いタオルを探すがそんなものの準備はしていないようだった。焦ったセコンドは慌てて自分の競技パンツを脱いだ。その純白のパンツをリングにむかって放り投げる。
パンツが宙に舞った。
それが地面についた段階で試合は終了となる。その瞬間、純菜の瞳がキラリと光った。
「壊れろ」
ぎゅううううッ!
「ひっぎいいいいいいッ!」
これまで以上に乳圧を強め、最後の絞りとりを行った純菜。
たまらず榎本は悲鳴をあげ、そのまま失神した。
「ブレイクッ! ブレイクッ!」
審判員がようやく純菜と榎本の間に割ってはいる。
遅れてセコンドが投げた競技パンツが地面ではなく榎本の顔面に落ちた。くすりと笑った純菜が、まるで見せつけるようにして谷間を開く。そこから大量の液体が零れおちてきて、それでようやく、観客たちは何がおこったのかを悟った。
その爆乳を両手でつかみながら戦利品である男の精液をこねくりまわす純菜の姿。計算され尽くしたその動きはBL学園のほかの面々の脳味噌をジャックし、ついでに、全国のバトルファックファンの気持ちもがっちりとつかんだ。
「勝負続行不能! TKO! 勝者、夢野純菜っ!」
審判員が純菜の手をつかんで大きくあげた。
ニッコリと笑顔を浮かべた純菜が、高々と腕をあげ、周囲の観客に手を振る。
その足下では、いまだに白目をむきながら痙攣し、時折、どぴゅどぴゅと力なく射精し続ける榎本がいた。試合開始から5分も経過していなかった。

つづく