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 純菜の7回戦はあっという間に終わってしまった。

 対戦相手の男は棄権をすることなく試合会場に現れた。その姿を目にした純菜がニンマリとした笑顔を浮かべたのを俺は間近で目撃していた。

 対して、男は最初からあまりにも純菜に恐怖していた。かたくなに純菜の姿を見ようとしなかった。それはリングの上で向かい合っても同じだった。彼はきょろきょろと周りを見渡し、下をむいて、ぜったいに純菜の姿を見ようとしなかった。

 審判員が試合開始の合図をして、ブザーが鳴り、時計が時を刻み始めた。

 絶対優位の立場にある純菜が、妖艶な笑みを浮かべて言った。


「顔をあげろ」


 冷たい声色。その支配者の声に、自分が家畜であると思い出した男は「ひい」と悲鳴をもらして勢いよく顔をあげた。


「私の目を見ろ」


 男が怯えたように純菜の目を見る。

 ビクビクと震え、膝がガクガクと震えているのに逃げられない。純菜に完全に支配された家畜は、彼女の命令一つで自分の体がジャックされてしまっていた。


「ふふっ、ほ~ら、ちゃんと見てなさい」


 ぐにゃあああッ!

 純菜が爆乳を両手で挟み込んだ。

 谷間が強調され、柔らかそうな肉がぐんにゃりと潰れた。それだけで男は「うっ」と呻き、滑稽にも一物をフル勃起させてしまった。


「ふふっ」


 妖艶に笑った純菜が魅惑のダンスを踊る。

 腰をくねらせながら、男の視線を自分の爆乳に集中させる。その状態でさらにおっぱいを変幻自在に操り、男の興奮を限界なく高めていった。


「あああッ! だめええ。おっぱい動かすの止めてえええッ!」


 男が顔を左右に振るが、純菜のおっぱいから目を離すことはできない。

 一度それを見てしまったら二度と視線をはずすことは不可能だ。男がハアハアと息を荒くした。体がビクビクと痙攣していく。男の限界を熟知している純菜がニンマリと笑って言った。


「イけ」

「ひゃああああッ!」


 どっぴゅううううッ!


 盛大な射精。それがパンツの中に放出された。

 男の腰が抜け、地面に座り込んだ。ビクンビクンと痙攣させながら射精を続ける男。純菜は一度も男に触れることなく、男を絶頂に追いこんでしまったのだった。


「ダ、ダウン!」


 審判員も困惑して言った。

 会場中もザワザワし始める。中には「あいつ純菜さんのおっぱい見ただけで射精したんだけど」「チョーうける。やばいっしょ」などと黄色い歓声があがっていた。


「1、2、3」


 審判員がカウントを続けている。

 10カウントまでに立ち上がってファイティングポーズをとらなければ男の負けが確定してしまう。

 男はなんとか立とうと奮闘していた。片膝をつき、足をプルプルと震わせながら立とうとしている。それが生まれたての小鹿のようで、純菜のファンたちの爆笑が生まれていた。


「4、5、6」


 触れられてもいないのにKO負けなんて、男のプライドが許さないようだった。

 なんとか立ち上がらなければならない。

 そんな思いで彼は顔をあげてしまった。見えたのは男をニンマリとした笑みで観察している純菜の姿だった。


「ふふっ」


 純菜は、男の視線に気づくと、腕組みをして爆乳を下から押し上げた。

 やわらかそうな果実がわずかに変形した。ほんの少しの動き。純菜にとっては片手間のイタズラ程度の動作だ。それで男は終わった。


「ひゃあああッ!」


 どっぴゅうううッ!


 男が二度目の射精をして、そのまま尻餅をつき、動かなくなった。無情な10カウントが響き、試合はあっけなく終わった。


「勝者、爆乳天使の純菜!」


 審判員が高らかに純菜の手をあげた。

 会場の歓声が爆発した。純菜が声援に手を振る。

 こうして、純菜は予選全勝優勝でもって女性勝率1位を勝ち取ってしまった。死の14組を余裕で勝ち抜いてしまったのだ。

 確かに14組は死のグループだった。しかし、死は男たちにもたらされた。けっきょく、14組に所属していたBL学園生徒は闇討ちを仕掛けてきた男も含めて、全員が純菜に壊されてしまった。彼らはこの大会後、全員がバトルファックを引退することになり、その後、勃起することすらできないインポに変えられてしまったのだった。

 この頃から、純菜の二つ名に「壊し屋」や「デストロイヤー」といった物騒な名前も使われるようになっていった。インターネット上では彼女に壊されたいという男たちの欲望があふれ、女性たちは憧れの眼でもってますます純菜を崇拝するようになっていった。

 何はともあれ、純菜は地方大会の予選を勝ち抜いた。

 2日後の決勝戦で全国大会の切符をかけて男子勝率1位と対戦する。その相手は、BL学園の黒宮だった。




つづく