初夏になった。

 空気が変わって、じわじわと熱気を感じさせるものになっていく。街路樹の緑は波のようにどこまでも広がって、空の青さは絵の具でも落としたみたいに映えて見えた。

 走っていると体はすぐに汗ばみ、太陽の容赦のない光が直接俺の体を焼くのを感じた。アスファルトが焦げ付くように感じられ、その上を走る俺の体はフライパンの上の目玉焼きのように蒸し焼きにされるようだった。

 放課後。

 俺はロードワークの最中だった。もはや日々の日課にもなったトレーニング。体力だったら誰にも負けない。そんな自負さえ覚えるほどに、俺は走りに走った。

 周りからは「お前いつから陸上部になったんだよ」なんてからかわれたりしたが、仕方なかった。陸上部の顧問からも勧誘されたが、この練習はすべてバトルファックで強くなるためのものだったので、丁重にお断りした。

 ランニング以外のトレーニングは筋トレだった。学校のトレーニング室で、顔を真っ赤にしながらバーベルを持ち上げプロテインを飲む毎日。筋肉を鍛えることで男性ホルモンが多く分泌され、精力的にも強くなるという研究結果に基づくトレーニングだった。数ヶ月の筋トレの成果もあって俺の体は男らしく筋肉がもりあがったものになっていた。

 周りからはこれまた「お前いつからウエイトリフティング部になったんだよ」とからかわれたりしたが、これも仕方のないことだった。

 練習相手のいない俺にできることといったら、体を鍛えて基礎体力をあげることくらいだったのだ。だから愚直に、周囲になにを言われようが、俺はランニングと筋トレに精を出していた。

 トレーニングの内容からも分かるとおり、部活中、ほとんど俺は競技場にはいなかった。ランニングコースを走り、トレーニング室に入り浸る。競技場に行くのは全てのトレーニングが終わった後になっていた。

 競技場に行くのは気がすすまなかった。

 貞操帯の一件の後にますます顕著になったこと。あの匂いと悲鳴がどうにも耐えられなかったのだ。俺がランニングと筋トレに集中しているのは、競技場にいる時間を少しでも少なくするためかもしれない。


「と言っても、ランニングも筋トレも終わったら、競技場に行くしかないよな」


 俺は覚悟を決めて競技場へと向かった。

 競技場に入ってまず気づくのはムっとする精液の匂いだ。まるで競技場全体に精液を塗りたくっているのではないかと思うほどの濃密な雄の匂い。それが鼻孔をくすぐってくる。

 さらに気づくのは男の悲鳴だった。アンアンと甘ったるい喘ぎ声は、すぐにオオオンンと犬の遠吠えのような獣じみたものになり、絶叫の上で唐突に止む。気絶という救いを得た男はしかし、次の瞬間には覚醒させられ、また喘ぎ声をもらしていった。

 リングの上で、純菜が藤山副部長を犯していた。


 *


「4回目だから、次は少しはもたせてくださいね」


 純菜が言った。

 彼女は男の体の上に仰向けで寝そべりながら、パイズリをしていた。

 ちょうどシックスナインのような格好。純菜はムチムチの太ももで男の顔面を挟み込み、自分の秘所を男に舐めさせていた。

 その格好のまま、自身の爆乳でもって男の矮小な一物を挟み込み、潰しあげて処刑している。さきほどからパンッパンッという肉の殴打音が響いている。

 それとは対照的に副部長の舌が純菜の秘所を舐める音は弱々しく聞こえるだけだった。その音もすぐに男の悲鳴によってかけ消されてしまう。


「アヒイイイんッ! やひゃあああッ!」


 男は攻撃手段をあっさりと放棄して、純菜のパイズリから逃れようと体を暴れさせ始めた。それは捕らえられた虫が必死に命を守ろうとしているようで滑稽なものだった。


「……ふう」


 純菜が退屈そうにため息を吐いた。

 彼女は戦う気持ちをなくした相手に対してどこまでも残酷だった。

 いきなり、彼女のムチムチした太ももが男の頭部をさらに強く締め上げた。男の顔面が純菜の巨尻に埋もれ、太ももの中で圧迫される。その肉感はすさまじく、副部長の頭部はすっぽりと見えなくなってしまった。


「敵前逃亡なんて情けないです。そこで反省してください、先輩」


 ぎゅううううッ!

 そのまま太ももの締め付けを強め、男の頭蓋骨を軋ませていく。

 副部長の体が直接的な意味で死の恐怖を感じたのか半狂乱になって暴れ始める。

 その荒々しい動きを、純菜はおっぱいを動かすだけで封殺した。

 むにゅううッ!

 そんな音が聞こえそうになるくらい、純菜がおっぱいを両側から挟みこみ、乳圧を増した。

 電気ショックでもくらったみたいに副部長の体が痙攣して、動きがとまってしまう。


「パイズリで連続射精させちゃいます。気を確かにもたないとすぐに気絶してしまいますから、注意してくださいね」


 いきます。

 そう言って、純菜が荒々しく動いた。

 犯している。そう表現するのがふさわしい動きだった。男が女を犯すように、純菜はおっぱいを男の急所に打ち付けて、逆レイプしていった。


「おおフォオオンンッ!」


 すぐに副部長が人間ではなくなった。

 くぐもった悲鳴が純菜の太ももの中から響きわたり、すぐにビクンビクンと痙攣し始めた。びゅっびゅと勢いよく射精していることはその尋常ではない痙攣からも明らかだった。

 しかし、子種であるはずの精子たちは、すべて規格外のデカさを誇る純菜の胸の中に捕らえられてしまい、一滴たりとも谷間の外に脱出することができていない。

 射精しても純菜の殺人的なパイズリは終わらず、それどころか絶え間なく噴出する精液をローション代わりにして、さらなる過激さでおっぱいが一物を犯していく。ぐちゃぐちゃという粘着質な音がリング上に響きわたること3分間。ようやく純菜がパイズリを止めて言った。


「もう空っぽですね。早すぎます」


 淡々と事実を確認する純菜だった。

 彼女はおっぱいを両手で挟み込みながら、男の一物だけを抜き取ってやった。そのまま、体の向きを変え、男の胴体の上で女の子座りをして男を見下ろす。


「ほら、先輩。見てください。こんなに射精したんですよ」


 そう言いながら、純菜がおっぱいを開いた。

 どろりと大量の白い液体がこぼれてきて、それが副部長の顔の上に降り注いだ。生クリームでも乗せているのかと思うほどの大量の精液。純菜はそれを意図的に副部長の顔面めがけて注いで、敗者の尊厳を徹底的に奪っていった。


「ほら、起きてください」


 純菜が副部長の両乳首をつまみ上げ、的確に弱点をつく動きをした。

 それだけで、副部長はビクンと盛大に痙攣して、意識を回復させてしまった。


「いつまで寝ているんですか、先輩。次の試合があるので、先輩の精液で汚れた私の体、舐めて綺麗にしてください」


 どこまでも残酷な純菜だった。

 副部長の精液でどろどろになった純菜の体。それを見た副部長がイヤイヤをするように顔を横に振って許しを乞う。眉が下がって、瞳は涙目になって、負け犬のように顔を歪ませた副部長。そんな弱い男に対して、純菜はどこまでも辛辣になれた。


「先輩、指導役のわたしに逆らっていいと思ってるんですか?」

「う、あああッ」

「あなたは3年生のくせに弱すぎて話しになりません。強くなりたいという向上心もない人は邪魔なだけです。弱いなら弱いなりにがんばって貢献してもらわないと。それもできないなら、この部には必要ないということになりますよ」


 いいんですか? と、純菜が念押しした。

 とどめとばかりに彼女はその爆乳を左右から押し上げ、ぐんにゃりと潰した。それがトリガーとなって、男は半狂乱になりながら純菜の体に吸いついた。


「じゅるるるッ! じゅぱああッ!」


 副部長が純菜の体を舐めていく。

 まずはその大きな胸の谷間。その次は脇の下と、順番に純菜の体を舐め清めていく。それを純菜は淡々と受け止めていた。


「ほら、そこは強弱をつけるんです。前に教えましたよね」


 純菜が厳しい口調で言う。


「私の体を綺麗にしてもらうのと同時に、これは先輩の練習でもあるんですからね。ちゃんと女の子を悦ばせるように動かさないと。ほら、また忘れてる。そこはどうやって舐めるんでしたっけ?」


 容赦のない叱責。

 それはここ最近よく見られる光景だった。まだバトルファックを初めて2ヶ月の素人バトルファッカーが、先輩部員たちを指導していく。

 同級生の佐藤は最後までがんばっていたが、今ではもう純菜の奴隷に思えるほどに従順な人形になってしまっている。

 わずか数ヶ月で純菜はバトルファック部を掌握してしまったのだった。

 それだけ、純菜の実力はけた違いだった。

 俺が教材を渡してからというもの純菜の成長は段違いに伸びた。またたく間に教材のすべてをマスターし、それを実践してしまった純菜。もはやこの部で彼女に勝利できると思っている者は一人もいなかった。 


「そうです。その動きを忘れないでくださいね」


 純菜が満足したのか副部長を解放して言った。

 彼女はほかの男子部員から水の入ったバケツを受け取ると、それを副部長の下半身にかけて洗い始めた。男子トイレの便器をゴシゴシと洗う清掃員のように事務的な手つきを繰り返す純菜。それが終わると彼女は、いつものように貞操帯を取り出した。そのまま銀色に光る貞操帯を男の一物に装着して男の象徴の自由を奪う。


「それでは次は部長です。リングにあがってください」


 純菜が宣告し、部長がリングにあがる。

 まず行われるのは部長の貞操帯をはずす作業だった。

 純菜によって管理されている鍵でもって部長の貞操帯がはずされる。部長の一物が期待に胸をふくらませてビクンとフル勃起した。これから絞りとられて散々な目にあわされるというのに、雄々しく勃起してしまう男の下半身はあまりにも情けなかった。


「それでは始めましょう。今日はアナル責めをするので耐えてください。もちろん、反撃はご自由にどうぞ」


 ニッコリと笑う。

 純菜は部長に対してはまだ尊敬の気持ちをもって接しているのだ。

 強くなろうと努力しているか、それとも純菜に身も心も捧げて精液を放出するだけの家畜になってしまっているか。

 それによって純菜の態度は180度変わっていた。部長はまだ強くなりたいと真剣に努力していた。そんな相手に純菜は本来の優しさでもって接しているのだった。もっとも、精液を絞りとられるという点では同じだったが。


「ほら、必死に逃げてください。アナル舐められる体勢になったらもう終わりですよ」


 純菜が部長の背後にまわりこみ、その背中を爆乳で潰しながら言った。

 部長はなんとかその巨大なおっぱいから逃げようとするのだが、動けば背中で胸が擦れてしまい腰砕けになる。あっという間に部長の膝はリングにつき、四つん這いの体勢になってしまった。その下半身をがっちりと抱え込んで拘束し、部長の尻穴の間近に顔を置くことに成功した純菜が言った。


「こうなったらもうダメです。一度、気絶させますね」

「い、いやあああッ!」

「いきます」


 純菜が無慈悲に宣言し、部長の尻穴に長い舌を挿入した。

 肉厚の長い舌が、縦横無尽に部長の尻穴の中で蠢きまわる。傍目からも、その責めの過激さは分かった。独立した軟体動物のように純菜の舌が動くたびに、部長は人間を辞めて家畜になってしまった。白目をむき、痙攣しながら、人間のものとは思えない悲鳴を喚き散らしていく部長。

 それとは対照的に、純菜はどこまでも笑顔だった。人のことを優しい気持ちにさせるニッコリとした笑顔のままで、純菜は男のアナルを舐め、突き入れて、前立腺を蹂躙していく。


「っっぎゃあああッ!」


 弓ぞりになった部長が最後に断末魔の悲鳴をあげて気絶した。

 前のめりになって意識を失い、受け身もとることができないままに顔面からリングに落ちる。下半身は純菜に抱き抱えられたままで、上半身だけリングに倒れ込んだその姿は、まるで女神様に向けて土下座しているみたいに見えた。


「うん。ちん●ん触るまでもなかったですね」


 純菜が舌を尻穴からジュポンと抜き去ってから言った。

 彼女はそのまま口元をぺろりと舐めとって清めると、部長の一物を一瞬だけおっぱいで挟み込んだ。それだけで、部長は電気ショックをくらって悲鳴をあげながら覚醒した。


「部長、これで分かりましたよね。アナルを責められたら男の子はもうダメなんです。次はそうならないように努力してくださいね。射精はさせませんでしたから、まだ保つはずです。二回戦、いきますよっ」


 もはや純菜にとって、男子部員を射精させるのも射精させないのもお茶の子さいさいになっていた。彼女がその気になれば責め続けながらも射精一つ許さないことが可能だったし、それとは逆に一瞬で精巣が空っぽになるまで射精させることも可能だった。

 結局、部長はアナルを極められて10回メスイキ気絶した。

 試合終了後、その不甲斐ない様子に純菜は部長のことを叱責し、罰として射精禁止を命じた。泣き喚いて射精させてくださいと懇願する部長に対して、純菜はニッコリと笑って貞操帯をその一物に装着した。

 教えたことがうまくできたら、ちゃんと射精させてあげます。

 そうニッコリ笑った純菜は、まるで見せつけるようにして、貞操帯の鍵を自分の谷間の中にしまってしまった。

 男の象徴の自由を奪う鍵が、女性の象徴であるおっぱいの中に保管されてしまうというのはどこまでも象徴的だった。


 *


 その日の練習も終わった。

 夜はすっかりと深まり、もうすぐ22時だ。学校の光も既に消え去っており、完全下校時間まであと少しだった。


「おい純菜。もうすぐ時間だぞ」


 俺は競技場に残った純菜に声をかけた。

 彼女は既に制服に着替え終わっていた。それでも練習と指導に余念がないところが彼女のすごいところだ。


「もう夜も遅いし、家まで送っていくよ」

「うん、ごめんね。仕上げするから、もう少し待って」


 ニッコリと笑って純菜が言った。

 その天使のような笑顔は相変わらずだったが、ギャップがあまりにもひどかった。彼女はイスに座っている。それだけならばおかしくはない。

 問題なのは彼女の尻の下で苦しむ男の姿だった。男の顔面を座布団にして騎乗しているのだ。しかもそれだけではなかった。彼女の太ももの間にももう一人の男の顔面が捕らえられ、その顔面を秘所に押しつけていた。

 制服姿の童顔少女が、座布団にしている男にアナルを舐めさせ、太ももで挟み込んでいる男に強制クンニをさせていた。


「じゅるるるッ!」

「ジュパあッ! ジュジュっ!」


 男たちは一心不乱に純菜のアナルと秘所を舐めていった。

 唾液音が競技場に響きわたっている。

 それを純菜は顔色一つ変えることなく受け止めていた。容赦なく男の顔面を座布団にして巨尻で押し潰し、ムチムチの太ももで男の顔面を締め付けながら、制服姿の厳しい女主人が家畜たちの仕事ぶりを点検している。


「ほら部長、もっと舌を動かしてください。わたしのアナル責めみたいにやればいいんです。あれだけさんざん舐められたのに、動きや強弱くらい覚えられないんですか?」


 厳しい言葉。それは態度になって現れ、純菜はグリグリと尻を動かして部長の顔面を潰した。「むううッ」とうめき声が漏れて、岸田部長が許しを乞うようにして舌の動きを強める。それを純菜は顔色一つ変えずにうけとめた。


「そうです。その動きです。やればできるじゃないですか」


 純菜が笑顔で部長を誉める。

 しかし、次の瞬間には厳しい視線を自分の太ももに向けた。


「藤山副部長は論外です。さっきから何やってるんですか? ナメクジでも這ってきてるのかと思うほどに不快です」


 ぎゅううううッ!

 純菜が冷酷に太ももの締め付けを強めた。

 副部長の頭蓋骨が軋み、その頸動脈を絞めつける太ももが男の酸素を奪っていく。顔を真っ赤に鬱血させた男がさらに勢いよく舌を秘所に這わせていくのだが、かえってきたのは純菜の「はあ」というため息だけだった。


「ぜんぜんダメです。藤山副部長は次回も射精禁止です」


 結論を出した純菜はすぐさま立ち上がった。

 仁王立ちとなって、膝まづく先輩二人に命令を下す。


「今日やったことを忘れないでくださいね。明日、また居残り練習をしますから、その時までにはできるようになってください」


 わかりましたか? と念押しをする純菜。

 膝まづいたままの部長と副部長は「ひゃい」「ごしふぉうありがほうございまひた」と舌ったらずな言葉で返答した。それだけ純菜の指導が苛烈だったのだ。長時間、アナルと秘所をひたすら舐めさせられて、部長たちの舌は言葉一つしゃべることができなくなってしまっていた。


「それでは、戸締まりはお願いしますね」


 そう言って純菜が俺のほうへと駆け寄ってくる。

 その顔にはさきほどまでの厳しい指導者の表情はなかった。


「ごめんね、健ちゃん。お待たせ」

「いや、いいけどさ。お前大丈夫なのか?」

「ん? なにが?」

「さっきまでアナル責めとクンニ責め両方受けてたじゃねえか。足腰大丈夫か? ちょっと休憩したほうがいいんじゃないか」


 俺の言葉に対して、純菜は笑いながら、

 






「ぜんぜん大丈夫だよ。ダメージなんて一つも残ってないしね」

「そ、そうなのか」

「うん。二人とも下手くそだからさ。いくら舐められたって、平気だよ。もう少し強くなってくれれば、私の耐久練習にもなっていいんだけどね」


 ふふっと笑う純菜だった。

 そこには絶対的強者の雰囲気があって俺は息をのんだ。目の前の少女は、たった数ヶ月でバトルファック部を掌握し、先輩たちを指導するまでになった天才バトルファッカーなのだ。

 その可愛らしい童顔の顔つきに騙された男たちは、爆乳に刈り取られ家畜となって精液を彼女に捧げることになる。

 幼なじみの少女がここまで強くなるとは俺自身も予想外だった。

 純菜にはまごうことなき才能があった。バトルファッカーとしての才能。男を家畜にしてしまう才能に彼女はめぐまれていた。


「それにしても、いよいよ1週間後だな」


 帰宅途中。

 俺は電車内で純菜に声をかけた。

 座席は一つしか空いてなかったので、純菜に座ってもらっていた。立ち上がったまま彼女の方を見下ろすと、胸元からおっぱいの谷間が見えて目に毒だった。周囲の乗客もさきほどから純菜の巨乳をチラチラと覗き見ていた。


「そうだね。総体まであと1週間か。はやかったな~」

「でも、純菜だったらいいところまでいけるんじゃないか。部活の中ではもう敵なしだろ」

「どうだろうね。対外試合とかもできなかったから、少し心配なんだよね」


 純菜がつぶやいた。

 それは純菜の本心だろう。もはや男子部員では純菜の相手にならないのだ。強い相手と戦うことができていないことに対して純菜が不安を感じるのも当然だろう。俺はなんとかしてやりたいと思い、これまで抱えていた考えを口にした。


「なあ、だったら俺とやってみないか?」

「え?」

「バトルファック。俺とは練習してないだろ? だから、どうかなって」


 俺としても今の純菜の実力を軽視するつもりはなかった。

 部長や副部長ですら手も足もでなかった相手だ。純菜のことを素人バトルファッカーとして侮る気持ちなどあるはずがなかった。

 しかし、俺には勝算があった。

 これまで、男子部員たちは全員、純菜の爆乳に気をとられ、彼女の密壷に挿入することもできていなかった。それこそが俺の勝算だった。中等部の体育の授業。その時も俺が純菜の中に挿入して勝負を決めたのだ。それを再現できれば、俺にも勝機があるのではないか、俺はそう思っていた。


「う~んと、やっぱりちょっと、ね」


 純菜が困ったようにつぶやいた。


「やっぱり恥ずかしいかな。健ちゃんとやるのはさ」

「いや、そうだよな。悪い。練習相手になってもらうときも、俺とはやらないって言ってたもんな」

「ううん。それはもういいんだけどね。ごめんね」

「いいって、純菜が謝る必要なんてないよ」


 それきり俺たちは黙りこくった。

 ガタゴトと電車に揺られながら会話がなくなる。俺はなんとかして純菜の力になれないかと思考を巡らすのだが、妙案は浮かばなかった。しかし、その懸念はひょんなことから解消されることになった。




つづく