こうして姫華のバトルファックの練習場はスクールに限定されることになった。
学校の選択授業でバトルファックをすることはあったが、それは姫華にとってお遊びでしかなかった。おっぱい奴隷たちに対する日頃のお褒美として、空っぽになるまで射精をさせてやるだけ。それを見ていた他の男子たちも姫華の軍門に下り、おっぱい奴隷が増える結果になっていた。
もはや学校の授業では練習にならないことは明白だった。だからこそ姫華は、スクールでの練習にかけていた。それもこれも、すべては黒宮に復讐をするためだ。
「ぶはははっ。また今日もボロボロにされちゃったな。どう? 悔しい?」
しかし、努力を続けているのに、黒宮に勝つことはまったくできなかった。
試合後。
仰向けで倒れ込みビクンビクンと痙攣したままの姫華に向かって、黒宮が勝ち誇って言う。姫華は精一杯の威勢をこめて自分のことを見下ろしてくる男を睨みつけるしかなかった。
「おお、怖い怖い。こんなにされても心折れないとか、お前、才能あると思うぜ。メス豚の才能がなッ! ほれ、ご褒美をやるぜ」
黒宮が姫華の顔面を踏みつぶした。
そのままぐりぐりと姫華の顔面を足裏で踏みにじる。姫華は「ふうふう」と怒りで鼻息を荒くしながら、その足ごしに黒宮を睨みつけるしかない。
「ぶははっ。最近の女は本当怖いよなー。BL学園の新入生にも威勢のいい奴がいてよー。麗美っていうんだけど、そいつも、何度ボコボコにしても心を折らずに反抗してくるんだよ。まあ、最初の頃よりは従順になってきたがな」
ぐりぐりと、踏みにじりながらの言葉。
姫華はあまりの屈辱で頭から湯気をだしながら黒宮を睨みつける。こんなことをしてただではすまさない。ぜったいに復讐してやる。それだけが姫華の心の支えだった。
「ま、今日はこれくらいにしておいてやろう。姫華、お前の愛液と俺の精子様で汚れまくってるこの場所、ちゃんと掃除しておけよな」
「…………」
「なんなら、舐めて綺麗にしてもいいぞ。俺の精子様を摂取できて光栄だよなあ?」
ぶはははっ。
そう笑いながら、黒宮は去っていった。
姫華はその後ろ姿を殺意のこもった視線でもって睨み続けた。
●●●
どうやっても黒宮には勝てなかった。
どんなに努力しても、対策をねっても、どうしても黒宮に勝利することができなかった。
姫華がギャルになって始めての挫折だった。
負けることに慣れたわけではないが、どこか心境の変化が姫華の中でも生まれていた。黒宮に勝てない自分を正当化しようとしている。「女は男に勝てない」「女は男にかしづくメス豚なんだよ」。黒宮の言葉が頭の中をグルグルとまわり、負けが続いている自分を正当化するための言い訳になろうとしている。その正当化をしてしまえばますます自分の境遇が悪くなることは明白なのに、境遇よりも心が傷つかないほうを選んでしまいそうだ。
このまま負けが続けば、いつかその未来が訪れる。黒宮に対して心が折れ、そのままアイツの奴隷になること。それだけは嫌だった。嫌という気持ちがあるうちはまだ大丈夫だ。まずいのは、負けることに完全に慣れてしまい、悔しさも何も感じなくなって、敗北することが当然のことであると諦めてしまうことだ。
(逃げちゃダメだ。ぜったいにあいつに復讐するんだ)
姫華はその一念だった。
それでも心が折れそうになる時には、健二先輩の言葉を思い出した。お前ならやれるよ。その言葉があればどこまでだってがんばれる気がした。一日のうちに何度も健二先輩の言葉を思い出した。健二先輩の教室に行って直接慰めてもらいたいと思ったことも何度もある。しかし、ギャルとしての……神村姫華としてのプライドがそれを許さなかった。姫華は、健二の言葉と黒宮に対する復讐心を支えに、日夜バトルファックの練習に明け暮れ、黒宮との対戦に敗北し続けていった。
●●●
そんなある日のこと。
久しぶりに健二先輩から呼び出しを受けた。
その日はスクールのある日だったので、競技場に併設されている喫茶店に呼ぶ出すと、健二先輩はホイホイ現れた。緊張しないように、いつもの強気で生意気な後輩ギャルの笑顔で姫華は話しかけた。
「健二先輩。こっちッスよ、こっち~」
声が明らかに喜んでる。
いつもより1オクターブくらい高い声が出て、もっと自分を押さえなきゃと思っていると、健二が目の前に現れた。
「悪いな、忙しいのに」
「いいッスよ~。それで、頼みごとってなんッスか?」
「ああ、そのことなんだが」
何を期待していたのか自分でも分からなかったが、健二先輩の口から出てきたのは女性バトルファッカーのための教材を教えてほしいということだった。なんでも、新しい練習相手の女子が伸び悩んでいるらしく、その女の手助けをしてやりたいとのこと。
はっ。
姫華は内心で毒ついていた。途端に不機嫌になるのが自分でも分かる。この男は自分のことを呼び出しておいて他の女のことで相談とは、偉くなったものだ。そんな何様であるか自分でも分からない悪態をつく。健二先輩のくせにナマイキだ。その練習相手の女だってきっとブスに違いない。なにが伸び悩みだ。自分で強くなれ。カス。そんな悪態が姫華の心の中で無限に続いていく。
「そいつ、どんな奴なんッスか?」
「え?」
「だから、そいつがどんな奴か分からないと、アドバイスもしようがないじゃないッスか~」
「あ、ああ。そうだな」
それで語られた特徴はおっぱいがデカいということ。
ふーん。おっぱいがデカいブスか。姫華は途端に親近感がわく。というか、健二先輩がウチのことをおっぱいがデカいと認識してくれていることが分かって嬉しかった。なんというか、そんなことならこの後、パフパフでもサービスしてあげて、頭とかグジャグジャにして壊したい。
「それなら、これとかおすすめッスね~」
納得いかない気持ちはあったものの、健二先輩のお願いを断ることなんてできない。
姫華は自分の知識を総動員しておすすめの教材を教えた。
健二先輩は真剣な表情でメモをとっていった。
そんなジャガイモを姫華は嫉妬と羨望が混じり合った複雑な感情で見据えていた。
思えばこの人はいつもそうだ。自分のことよりも他人のことでがんばる。中等部の頃も自分を犠牲にしてパイズリ練習に付き合ってくれた。今もきっとその練習相手のことを真剣に考えて、なんとか力になりたいとそう思っているのだろう。姫華は健二のことが心配になった。
「でも、健二先輩は大丈夫なんッスか?」
「なにがだよ」
「その練習相手、健二先輩とは練習してくれないって言ってましたよね。それだと、健二先輩の相手は誰がするんッスか?」
「それは……」
「なんなら、ウチがスクールを紹介してあげましょっか?」
なんの気なしに言って、自分で失言に気づく。
そんなことしたら、自分が黒宮にボコボコにされていることがバレてしまう。競技水着を破られてしまったことも秘密にできない。どうしようと思っていたところで、一番会いたくない奴が現れた。
「おいおい姫華。正気かよ。健二がスクールだって?」
黒宮。
いきなり現れて我が物顔で隣の席に座った男。そいつはさんざん好き勝手なことを言って、健二先輩のことをバカにしてくる。健二先輩はお前ごときがバカにしていい人じゃない。姫華が殺意をこめて睨みつけながら口答えをすると、黒宮がすごんだように言った。
「お前、そんな口きいていいと思ってんのか? また昨日みたいにイキ狂わせてやろうか。ヒイヒイアンアン泣き喚くまでよ。今から犯してやるよ」
そんなことを言われていっきに総毛立つ。
ちらっと健二先輩のほうを見ると、彼は顔色一つ変えずに黒宮のことを睨んでいた。よかった。失望されてない。そのことに何よりホっとして、ああ、自分は健二先輩に見限られることがこんなにも怖かったんだと、そんなことを自覚した。
黒宮が言いたいことを言って去っていく。その後ろ姿にむかって、姫華が言った。
「強くなって、いつかあいつには復讐してやる」
そう言い続けていないと心が折れてしまいそうになる。今の自分はそれだけ黒宮に屈服しかかっていた。そんな自分にむかって、健二先輩が笑って言った。
「お前ならできるよ。がんばれ」
その言葉があればどこまでだってがんばれる気がした。姫華は満面の笑みを浮かべ、がんばろうと、そう思った。
●●●
そうこうしているうちに公式戦が始まった。
高等部総体のバトルファック大会。
自分には関係ないが、気になることは気になる。この大会で活躍をして、そのままプロになる人もいる。試合を見ていると参考になることもあって、姫華はよく地方大会の試合の動画をダウンロードしては研究したりしていた。
それに、健二先輩が言っていた練習相手のことも気になった。おっぱいのデカいブスはどんなブスなんだろうか。まあ、初心者が試合に出ても瞬殺されるのがオチだろう。どんな結果になるのか、一度試合を見に行こう。
姫華はインターネットで発表されていた選手表を見て、その女子の名前が夢野純菜ということを知る。しかも、その夢野とかいうブスは死のグループに入っていた。男子選手が全員BL学園選手。しかも、去年優勝の榎本まで入っている。ご愁傷様。そんなことを思いながら試合会場に行って、姫華は運命の出会いを果たすことになった。
「勝者、夢野純菜ッ!」
審判が純菜の手を盛大に上にあげた。
瞬殺だった。
あの優勝候補の榎本が手も足も出なかった。まるで大人と子供の試合。圧倒的実力差でもって、素人バトルファッカーが優勝候補の選手を壊してしまった。
自分よりも大きなおっぱいというのを初めて見たし、あんなにエゲつないパイズリも初めて見た。
あれはダメだ。
女の目から見ても分かる。あのおっぱいに捕まった人間に生存の可能性は1ミリもない。パフパフで頭を溶かされ、パイズリで空っぽになるまで搾り取られる。男をブッ壊すえっぐいパイズリを繰り出す選手に、姫華は心を奪われてしまった。
*
それからというもの、姫華はすっかり純菜のファンになり、彼女の試合を欠かさず見に行くようになった。相手は天下のBL学園。普通なら素人バトルファッカーが手も足もでない相手たちだ。
しかし、純菜はそんな強敵たちを文字通りぶっ壊していった。
パフパフとパイズリ。
ただそれだけを駆使して、純菜はBL学園の屈強な戦士たちを血祭りにあげていた。
彼女のパフパフが炸裂すれば相手選手は全身の力を脱力させ、その大きな純白のおっぱいの中で悶絶するだけ。戦闘力がなくなった男たちはすぐにパイズリの餌食になり、そのえげつない悪魔殺しの大鉄槌によって昇天するのだ。
中でもすごかったのが最終戦。
純菜は自分のおっぱいを見せつけるだけで、相手選手を射精させてしまった。触れてもいないのにBL学園の生徒が噴水みたいに精子を噴出させていく様子は衝撃的だった。
強い。
強すぎる。
これなら、次の対戦相手―――黒宮にだって勝てるかもしれない。
「とか思ってるんだろお前。俺があのおっぱいがデカいだけの女に負けるって、そう思ってるんだよな」
スクールでの会話。
男子序列1位となった黒宮と女子序列1位の純菜の対戦が翌日に控えている中、黒宮が姫華を犯しながら嘲笑していた。
「残念だがおっぱい対策は万全だぜ。こうやって、試合前におっぱいのデカいお前と模擬試合をやって試合感もつかんでる。ほら、こうやって乳首をいじられただけで、イきそうだろう?」
「ンンンッ!」
黒宮が姫華を背後から羽交い締めにしながら、片手でその乳首をいじっていた。
人差し指だけで、カリカリと絶妙なタッチで上下運動をしてくる。その乱暴でありながら繊細なタッチは、さすがの一言で、さきほどから姫華はビクンビクンと痙攣したままだ。
「おっぱいがデカいやつは、それにあぐらをかいて耐久練習とかしてねえんだよ。それはお前も同じだ。乳首イジられて、涎たらしながら興奮してやがる」
「だ、誰が涎なんかンンンンッ!」
「ぶはははっ。喘いじゃったなあ、おい。ほら、もっとすごくしてやるよ。明日の予行練習だ。1時間で終われると思うなよ」
黒宮はさんざんに姫華を責めた。
最後のほうは乳首だけで絶頂し、それをからかわれながら首を締められ、ボロ雑巾のようにされた。気絶から目が覚めると仰向けに横たわっていて、自慢のおっぱいが黒宮に踏み潰されていた。
「女のおっぱいなんて所詮こんなもんなんだよ。女は男に勝てないんだ。姫華、お前ならもう分かるよなあ?」
下品な笑顔を浮かべながら、おっぱいを踏みつぶしてくる黒宮。
自分の自信の源のような部分をぞんざいに扱われ、手も足も出ないまでに乳首だけでイかされて、姫華の心は折れつつあった。すううっと、彼女の瞳から涙だけが流れた。
「ぶはははっ。だいぶ仕上がってきたよな。最近は強情な態度も少なくなってきた」
グリグリとおっぱいを踏みにじられる。
乳首を重点的にこねくりまわされ、快感の余韻もあってそれだけでビクンと体が震えるのが情けなかった。
「明日の夢野の後はお前だよ。徹底的に犯して、お前を俺の性奴隷にしてやる。まあ、楽しみにしてろよな」
グリグリグリッ!
最後にひときわ強くおっぱいを踏み潰すと黒宮は去っていった。
姫華は瞳を閉じて泣きじゃくるしかなかった。黒宮はどんどん強くなっている。今の自分では決してかなわない存在。明日の純菜さんも今の自分と同じ目にあわされるのかもしれない。そう思うと、何か大事なものがなくなってしまいそうで怖かった。健二先輩の言葉をうまく思い出すこともできなくなっている。姫華は泣きじゃくりながら、何を支えにがんばればいいのか、分からなくなってしまっていた。
*
そして、運命の試合当日。
姫華は会場でその光景を目の当たりにした。
もしかしたら、純菜も自分と同じように黒宮に勝てないのかもしれない。犯され、ズタボロにされて、黒宮の性奴隷にされてしまう。そんな考えは、すぐに払拭された。
「あっひいいいいんんッ!」
黒宮の情けない悲鳴があがる。
おっぱいに捕食され、トロトロに溶けてしまった男が乳首を責められて悶絶している。純菜が馬乗りになりながら乳首を虐めるだけで、黒宮の体が面白いように跳ねた。何度もメスイキをして、白目をむきながら快感でのたうちまわっている。
「すごい」
姫華は自然と呟いていた。
あの黒宮が。
プライドの塊みたいな男が、ロリ顔の爆乳バトルファッカーに犯されて、女の子みたいになっている。
純菜が黒宮の背後にまわって、羽交い締めにしながら乳首を虐め始めた。そのせいで、黒宮の顔がよく見えた。あの残虐な笑顔を浮かべて女子を犯していた男は見る影もなかった。涙と涎でぐしょぐしょになった顔を観客にさらして、背後からの純菜の乳首責めに悶絶している。
「次はアナルを責めるね」
純菜の言葉と黒宮の悲鳴。
四つん這いにさせた黒宮をがっちり固定し、その長い舌をアナルに挿入した。その途端に黒宮が「オッッホオオンンッ」と獣のような喘ぎ声をあげた。その声に姫華は自分の子宮が反応したのが分かった。あの憎かった敵の一番聞きたかった声を聞いただけで体がビクンと跳ねる。ハアハアという荒い息づかいをして、自分の秘所に手が伸びないように必死に努力しながら、姫華はリングを食い入るように見つめた。
さんざんアナル責めで壊された男は、ついに命乞いを始めた。
土下座をして、その後頭部をお尻で潰されて地面に突っ伏して這い蹲っている。純菜の容赦のない言葉責めで追い込まれ、ついには完全屈服の命乞いで惨めさの局地に至った黒宮。姫華は興奮で頭がおかしくなりそうになりながら、純菜のことを崇拝の瞳で見つめ始める。
「自分でオナニーしろ」
純菜はすごすぎた。
もう勝負はついている。それなのに、さらに黒宮のことを追い込んでいた。普通ならここまでしない。自分だって、命乞いをさせた段階で満足するかもしれない。それなのに、純菜は徹底的に黒宮の心を壊すことにしたらしい。
バトルファックの試合で、自分でオナニーをして敗北する。それはどれほどの屈辱なのだろうか。それを考えただけで、姫華は辛抱たまらず、自分で秘所をさわってビクンと痙攣した。
「すごすぎッス。純菜先輩」
ハアハアという息づかいのまま、興奮した姫華が顔を赤らめながら純菜のことを見つめる。
それは周囲の観客たちも同じだった。
女性客はサディスティックな快感でいっぱいになっていた。それとは正反対に男性客は惨めなマゾスティックな快感で陰気に興奮している。この会場中が純菜によって支配されている。そのことが分かった姫華はますます純菜に心酔していくのが分かった。
「イけ」
純菜が背後から囁き、自分でオナニーをしていた黒宮がついに射精した。
敗北の精液が盛大に巻き散っていく。
それを見て、姫華は新たな目標が自分の中で育つのを感じた。
純菜先輩と一緒にバトルファックがしたい。
この先輩みたいに自分も強くなりたい。
姫華は壊された黒宮のほうには一瞥もくれることなく、純菜のことを見つめ続けた。光輝き、圧倒的なおっぱいを惜しげもなくさらしているその様子を見て、ますます気持ちは強くなる。
健二先輩に頼んでバトルファック部に入部させてもらおう。姫華はそう決意していた。
つづく