どんなにひどい目にあっても朝は来る。
ベットの上で目を覚ますと、顔面がヒリヒリして、胴体にも鈍い痛みを感じた。服をめくってみると俺の体にはドス黒い形の内出血が刻まれている。昨日、さんざんに妹の太ももによって締めつけられてできた傷だ。俺はため息をついてから起きあがり、いつものように朝飯の準備を始めた。今日から新学期。妹であるカナタと同じ教室で勉強をすることになるのだ。
*
教室は喧噪に包まれていた。
姦しい女子たちの話し声や、笑い声が響いている。
教室を支配しているのは女子生徒たちだった。俺よりも2歳年下の同級生たち。年上の俺たちよりも発育した肉体を持ち、男子の誰よりも身長が高い女子たちがクラスメイトたちと交友を深めている。それに対して、
(男子たち・・・・・・みんな沈んでる・・・・・)
元気がない。
元気がないどころか明らかにケガだらけの奴もいた。
原因は明らかだろう。
(昨日、ほかの男子たちもボコられたんだ)
入学式でボコボコにされた。
さらにはその後の男女ペアでもボコられたのだろう。一人として無事でいる男子はいなくて、全員が意気消沈としてうなだれていた。目立ちたくないのだ。下手に目立って女子たちに目をつけられたらどうなるか分からない。そう思っているからこそ、新しい生活がスタートする活気あふれる教室の中で、男子たちだけが暗い表情を浮かべて自分の席に座っていた。
「おい、アニキ」
ビクンッ!
その声を聞いただけで背筋が震えてしまう。
くすくす笑われているのを自覚しながら声がした方に顔をあげる。そこにはニンマリとこちらを眺めて、ほかの女子たちと談笑しているカナタがいた。
「こっち来い」
「え、あ、いや、」
「はやくしろ。ダッシュ」
すごまれて俺の体が服従する。
立ち上がってガクガク震える足で駆け寄る。教室の一角にはいつの間にか女子が全員集まって椅子に座っていた。生きた心地がしない中で、オドオドしながらカナタの前で立った。
「こいつがあーしのアニキ」
カナタがほかの女子たちにむかって言う。
「こいつはあーしが担当するから。手出し無用でヨロッ♪」
ニヤニヤ笑いながら紹介される。
周囲の女子たちの視線が俺に突き刺さる。みんな俺よりも身長が高くて大人っぽかった。とてもではないが2歳も年下の女の子たちとは思えない。同じ人間とは思えないほど美形な同級生たちを前にして気後れしてしまった。
「うわ、実の兄の調教とかよくやるねー」
「私にもお兄ちゃんいるけどムリだなー」
「ねー、きもいよねー」
「やり過ぎちゃわない? ウチらが成長する前、めちゃくちゃナマイキだったでしょ男子って。それが一緒の家で育った兄とかマジで地獄そー」
女子たちが笑いながら談笑を始める。
好奇心満々の視線や、侮蔑の視線、汚らわしいものを見る視線、ニヤニヤとしたサディスト丸出しの視線―――様々な視線で貫かれて背中に嫌な汗が流れてくる。
「ふふっ、お久しぶりですね、お兄さん」
そんな生きた心地のしない中にあって清涼剤となるような優しげな声が響いた。
カナタの隣。そこに上品そうに座った黒髪おかっぱの女の子。垂れ目の大きな瞳が印象的な少女には見覚えがあった。
「ひ、ヒナタちゃん」
妹の親友のヒナタちゃんだ。
成長した後の姿も見たことはあるけれど、こうして制服姿になった彼女を見るのは初めてだった。
座敷童みたいな雰囲気はそのままに、なんというか大人っぽく見えた。それは制服を蠱惑的に隆起させている大きな胸を見れば一目瞭然だった。カナタの爆乳よりも巨大なおっぱい。俺のことを兄のように慕ってくれる少女の成長した女体を見て、思わずゴクリと唾を飲み込んでしまった。
「わたしもカナタちゃんとお兄さんと一緒のクラスなんです」
「そ、そうなんだ」
「はい。仲良くしてくださいね」
にっこりとした優しげな笑顔に心が救われそうになる。
けれど俺は気づいてしまった。あまりにも自然にしているせいで今まで気にもとめなかったこと。成長したヒナタちゃんが座っている椅子を見て、驚愕してしまった。
(あ、朝井!?)
ヒナタちゃんは四つん這いになった男子の背中に腰かけているのだ。
そしてその男子は朝井だった。
体育館で奈津実ちゃんの”能力”の実験台にされてしまった男子が、苦悶の表情を浮かべながら四つん這いになり、ヒナタちゃんの椅子にされてしまっていた。俺の視線に気づいたヒナタちゃんが、「ああ」と椅子にしている朝井を見下ろしながら、淡々と、
「コレはわたしのペアの朝井さんです」
「ぺ、ペア?」
「はい。カナタちゃんとお兄さんの関係と同じですよ。わたしが責任をもって調教しなければならないのが朝井さんなんです」
調教。
その言葉をヒナタちゃんから聞くと妙な気分になる。優しそうな女の子もまた、男子のことを調教してしまえる力を持っている。そう思うだけで、なぜか俺の体が興奮してしまうのが分かった。
「昨日もさんざんに調教しました」
「ひ」
「入学式の後も調教部屋で何時間も念入りに調教したんです。実は入学前にも実家でそういう練習をしていて、何人も奴隷調教したことがあるんですよ。だから朝井さんを調教するのも簡単でしたね」
ニコニコと笑いながらの言葉。
その残酷な内容とは正反対な天真爛漫な笑顔が怖くて仕方なかった。
「ほら、朝井さん、あいさつしてください?」
ぐっと。
ヒナタちゃんが座ったまま、片手で朝井の髪の毛をわし掴みにしてしまった。そして持ち上げる。乱暴に持ち上げられた朝井の顔を見て、俺は驚愕してしまった。
「ひ、ひいッ! お、お許しください! ヒナタ様!」
あの朝井が怯え狂っている。
同世代の男子の中では発達した肉体をしている朝井が、眉を下げ、ガクガク震えながら、ヒナタちゃんに向かって許しを懇願していた。昨日の入学式では生徒会長の奈津実ちゃんに食ってかかっていたのに、そのナマイキな面影はどこにもなかった。
(ど、どんな目にあえば、こんなに従順になるんだ)
人間椅子となり巨尻で潰されている。
髪の毛をつかまれ乱暴に顔を持ち上げられている。
そんな屈辱的な目にあわされているのに、朝井からは抵抗しようとするそぶりすら見られなかった。牙を完全に抜かれている。プライドを粉々に砕かれてしまっている。こんな状態になるまでにどれほど残酷な目にあわされたのだろうか。そのことを想像するだけで、目の前でニッコリと笑っているヒナタちゃんのことが恐ろしく見えてきた。
「ほら、あいさつですよ、朝井さん」
「ひ、ひいッ!」
「昨日さんざん教えましたよね? ひょっとして忘れてしまいましたか?」
「ゆ、ゆるじでッ!」
「ふうっ、仕方ありませんね。また一からやり直しですか」
ため息をついたヒナタちゃん。
朝井の背筋がビクンっと跳ねた。ヒナタちゃんの巨尻で潰されている男が、惨めに破顔しながら、叫んだ。
「こ、こんにちはッ!」
滑稽な―――知能指数が低く感じられるような―――場違いに明るい声。
「わたしはヒナタ様の奴隷14号です! これからよろしくお願い致しますうううッ!」
涙をボロボロ流しながらの言葉だ。
ヒナタちゃんからされるであろう調教がそれほど恐ろしいのだろう。これがあの不良だった朝井かと思うと信じられない気持ちだった。
「あー、何回見ても受けるわ、こいつの自己紹介」
朝井をニヤニヤ見下ろしながらカナタが言う。
「こいつ、さんざんあーしらのこと虐めてくれたよねー」
「そうですよね。そのたびにお兄さんが守ってくれました」
「ねー。かわいそうだねーこいつ。これから先、あーしらの玩具になるんだからさ」
ニヤニヤ勝ち誇りながらの言葉。
椅子に座ったカナタがその長い脚を伸ばして、朝井の脳天を踏み潰す。
上履きを履いたまま土足で年上男子の脳天を踏みにじってはニヤニヤと笑っている。
四つん這いになって人間椅子になっている不良男子が、それでも許されずに脳天を踏み潰されているのだ。そんな屈辱的な目にあっているというのに、朝井は、
「うううッ♡ おゆるじくださいッ♡」
嗚咽の声を漏らしながら涙をボロボロ流すだけだった。
恐ろしい女子たちの鑑賞物にされた男子に生き残る道なんて一つもなかった。
子供の頃虐めていた女子たちから玩具にされる。ボコボコにされる。蹂躙される。昔は自分よりも小さかった女の子の成長した肉体によって、圧倒される未来。それをヒナタちゃんからの調教ではやくも骨の髄まで刻まれてしまった朝井が、絶望しながら泣いていた。
(これから、カナタやヒナタちゃんたちとクラスメイトになって―――生活していくんだ)
俺はこれから先の学校生活を想像して、はやくも絶望しそうになってしまった。
ニヤニヤ笑顔のカナタと、ニッコリ笑顔のヒナタちゃん。その周りの長身女子たちの姿のことが、怖くて怖くて仕方なかった。
*
授業が始まる。
想像していたとおり中等部の授業は難しいものばかりだった。
気弱そうな男性教師が教壇にあがって、数学の授業が続けられている。その数式の羅列が頭に入ってこない。初等部の算数とはレベルが違っているように思える。俺だけでなく、男子たちが難しい顔を浮かべながら、必死に教科書と黒板を見比べていた。それに比べて、
(カナタの奴、ちゃんと授業聞いてんのか?)
斜め右横にカナタの席があった。
妹は大きな体を横向きにして足を組みながら座っていた。スマフォ片手に黒板なんて見ずに隣の女子と談笑しては、ギャルらしく大きな声で笑っていた。机の上にはノートどころか教科書だって出されていなかった。
(ちゅ、注意しないと)
兄として。
妹の不真面目さには注意しないといけない。これまでもそうしてきた。ナマイキですぐ増長するカナタを教えさとしてきたのだ。しかし、俺の体は動かなかった。
「う♡」
思わず呻いてしまう。
横向きになって組まれた妹の足。
その長くてムチムチの太もも同士が重なりあって、筋肉が浮かびあがっている美しい美脚が視界に飛び込んでくる。それだけで俺の背筋が震え、股間が熱くなってしまった。さんざんに虐められてきた女性の足に怯えてしまう。注意しなければならないという兄としての義務まで絡めとってしまうような長い脚。俺は恐怖と興奮でおかしくなって、なんとかカナタから視線をはずすので精一杯だった。妹の笑い声が教室中に響いていく。
(カナタだけじゃない。他の女子たちも授業なんて聞いてない)
気怠げにスマフォを操作する女子。
隣の女子同士で談笑する女子。
真面目そうなヒナタちゃんはさすがに談笑する様子はなかったが、机に出された本は教科書ではなく、何やら分厚くて難しそうな本だった。それを優雅にめくりながら読んでいる。授業なんてまったく無視している女子たちに俺は唖然とさせられた。
「ええと、ここの数式の展開はですね」
そんな騒がしい女子たちに気を使うようにして男性教師は授業を続けていく。
自分の授業が無視されているというのに、男性教師もまたそれを気にするそぶりを見せなかった。
それどころか女子たちに怯えるようにして授業を続けている。
カナタの笑い声が響くたびに男性教師が飛び上がっているのが滑稽だった。
数学だけではない。
他の授業でも同じことが繰り返された。
どういうわけか教師は全員男性教師だった。
すべての教科の難易度は初等部に比べてはるかに高く、俺は授業についていくのに精一杯だった。それなのに、カナタをはじめとした女子たちはまったく授業を聞くそぶりすら見せない。俺は心配になってしまった。
*
「あ? 授業なんて聞かなくても余裕だっつーの」
休み時間のことだ。
俺はビクビク震えながら遠回しに「授業を真面目に受けなくてもいいのか」と質問した。それに対してカナタは「なに言ってんだこいつ」みたいな表情で、
「こんな中等部レベルの内容、楽勝にきまってんだろ?」
「ら、楽勝?」
「あたりまえじゃん。女子は初等部でとっくに履修済みなんだよ。言っとくけど、高等部の学科までぜんぶ頭に入ってっかんな?」
ニヤニヤ笑いながらカナタが言う。
けれど信じられなかった。
中等部どころか高等部の学科までぜんぶ頭に入っている? 初等部の段階ですべてを履修済みなんて信じられるわけがなかった。
「初等部4年の時、男女別々で授業だったろ?」
「あ、ああ。そうだったな」
「その時だよ。洗いざらい詰め込んだのは」
「そ、そんなこと、」
「簡単だったぞ? あーしら女子は体がデカくなるにつれて脳みそも成長すっからなー。こんなの余裕だった」
そう言ってカナタが俺から数学の教科書をひったくる。
そしてパラパラと流し読みしてはニヤニヤと笑うのだ。まるで幼稚な内容をバカにするみたいに適当に教科書があしらわれる。横向きで足を組み、制服を着崩している頭の悪そうなギャルが、余裕しゃくしゃくで「あー、はいはい」とバカにしたような声をあげていた。
「ま、ホントかどうかはすぐ分かるっしょ」
「え?」
「もうすぐテストだかんな。男子が授業についてけるかどうか確認するテスト。それ、あーしらも受けることなってるんだよ」
ニヤニヤとした笑顔。
「テストの点数で勝負してみっか?」
「う♡」
「もしあーしに勝てたら、おまえのこと調教するの止めてやんよ」
「ほ、ほんとうか?」
「ほんとうほんとう。いいね、じゃ、勝負しよっか」
ニンマリと笑った笑顔。
自分が負けるだろうなんてことは想像もしていない様子に気後れしてしまう。
(でも勉強なら・・・・・・)
勝負になるだろう。
もう肉体的の強さで勝てないことは分かっていた。ボクシングなどの技術が必要な競技は別として、単純な力比べでは相手にもされないだろう。力の強さでは妹に完敗してしまっている。それは理解できたが、勉強なら話しは別だ。
(勝つ・・・・・・テストでカナタに勝って、調教をなしにしてもらう)
俺は勉強が苦手ではない。
初等部の頃はクラスでも上位だった。2歳も年下の妹に勉強でも負けるわけにはいかない。死に物狂いで勉強してカナタに勝つ。そう決意した。
「まあでも」
ニンマリとカナタが笑って、
「テストまでは調教続けっかんな?」
「ひ♡」
「今日も家戻ったらボコボコにしてやんよ」
笑った笑顔はサディストそのものだった。
組まれた脚が目に飛び込んでくる。俺よりも成長した妹の肉体によって虐められる。ボコボコにされる。調教される。学校が終わり自宅に戻ると、そのとおりになった。
*
「ひゃめでええッ! ゆるじでえッ!」
女子寮のカナタの家。
そのリビングで俺は妹の太ももの餌食になっていた。
ソファーに座ったカナタが長い脚をピンと伸ばして座っている。俺はその太ももの間で胴体を挟まれてしまっていた。背後から、ムチムチかつ筋肉質な大人の女性の太ももでプレスされる。ホットパンツから伸びるムチムチで筋肉質な太ももだ。そんな太ももと太ももがくっつきそうになるほどの締めつけで、俺の体が死にそうになっていた。
「ぷぷっ、すげえ悲鳴だな、にーに」
「ひいいいッ! ひいいいッ!」
「うわっ、暴れてる暴れてる~。そんなに苦しい?」
「ぐ、ぐるひいいいッ!」
「きゃはっ、もう満足に言葉も喋れないじゃん。受けるんだけど」
「ひゃめでええええッ!」
「ねえねえ見ろよ。にーにの胴体よりあーしの太もものほうが太いんだけど。ぷぷっ、自分の胴体よりブっとい太ももに挟まれちゃって惨めだなー。もう絶対に脱出できないよ、コレ」
ぎゅううううううううッ!
さらに締めつけが強くなる。
俺から悲鳴を絞りだそうとするための強烈なプレス。妹の強い太ももが俺の弱い胴体に食い込んでくる。内蔵が入っているはずの俺の体が、「べこりっ♡」と妹の太ももの形にあわせてへこんでしまった気がした。
「ぎゃあああああああああああッ!」
断末魔の悲鳴が漏れる。
ギチギチと太ももで潰れていく。
命乞いしようと背後に振り返るとそこにはニンマリと笑ったサディストがいる。その笑顔を見ただけで自分の運命をさとる。妹が満足するまで決して脱出できない。そんな太もも地獄にいることをさとって、絶望して―――悲鳴をあげていった。
「よし、息継ぎしろ♡」
くぱあっ♡
カナタの美脚が開脚した。
挟み潰されていた俺の胴体が解放され、床に崩れ落ちる。
体を丸めて「かひゅーーかひゅーー」と虫の息で呼吸を貪る。
妹の太ももで肺ごと「ぺっちゃんこ♡」にされてしまっているので、なかなか空気が体の中に入ってくれなかった。太もも地獄から解放されたのに満足に呼吸もできず、陸の上で溺れていった。
「あはっ♡ にーにってば、虫みたい♡」
どすんっ♡
ソファーに座ったまま、カナタが俺の体を踏み潰す。
大きな足裏によって胴体が上から押し潰される。
どすんっ♡
どすんっ♡
巨大なハンマーみたいな足裏で踏み潰される。
虫ケラみたいに扱われて、呼吸もできずに悶え苦しむ。
ニヤニヤと笑ったカナタが俺を使って遊んでいった。
「ほら見えるか? にーにはこの太ももで絞めつけられてるんだぞ♡」
ようやく回復してきた俺にむかってカナタが言う。
床に這いつくばりながら、ソファーに座る妹を見上げると、そこでは豪快に股をひらいて野性味あふれる太ももを見せつけている長身女性様がいた。その下半身の充実具合に俺の口から「ひ♡」と悲鳴が漏れた。
(しゅ、しゅごい♡ カナタの太ももやばすぎい♡ こんなの勝てないいい♡)
昼間の授業中にも凝視してしまった妹の太もも♡
ホットパンツから伸びている代謝高めのツヨツヨ太もも様だ♡
豪快に開脚して見せびらかされている太ももに夢中になってしまい、「ごくり♡」と唾を飲み込んでしまった。
「あはっ♡ 見過ぎじゃね?」
「う♡」
「授業中も凝視してたもんな? そんなに妹の太もも好きか?」
「あ♡」
「気づいてないとでも思った? 女の子は男のキモい視線には敏感なんぞ? ふっ、こうやって足組んでやると露骨に見つめてきたもんな」
ぐいっ♡
カナタがソファーに座ったまま足を組む。
長い美脚が蠱惑的な弧を描いて、組まれた。
むちいいっ♡
太ももと太ももが互いに潰れあって、筋肉の筋がうっすらと現れてくる。
長身女性様が脚を組んでいる姿に思わず見惚れてしまった。
「ふっ♡ すっかり夢中じゃん♡」
「ひい♡」
「まあ、好都合でいいけどな♡」
「あ♡」
「男が欲情してる部位でいじめてやると調教の効果がマシマシになるんだよ。にーにのことも、あーしの太もも見ただけで失禁するまで追い込んでやるからな?」
再開される。
女の子様の【能力】が発動して、俺の体が浮く。
ゆっくりと引きずりこまれていく。
俺の体がむかっていく先―――そこでは再びムチムチ極太美脚を開脚させて、獲物を待ち構えている女郎蜘蛛がいた。
「ひいいいんんっ♡ ひゃめでええええッ♡」
女の子様の【能力】で浮遊させられ、ゆっくりと妹の体に引きずりこまれながら、絶叫した。
「ゆるじでええっ♡ お願いいいいいいッ♡」
「あはっ♡ 命乞い始めたこいつ♡」
「ひゃめでええっ♡ もう太ももひゃめで♡」
「ふっ♡」
「ゆるじてください♡ むりなんです♡ コレ無理なんですう♡ もう太ももに絞めつけられたくない♡」
「あー♡ にーにの命乞い、きもちー♡」
どんなに命乞いしても許してくれない。
ゆっくりと俺の体が太ももに近づいていく。
股の間に挿入される。
ジタバタと必死に暴れるのだが、女の子様の【能力】の前ではあまりにも無力だった。
太ももの体温すら感じることができる至近距離。
俺の胴体を喰らおうとしている太もも様の間で留め置かれて、鑑賞された。
「にーにの怯えてる姿、マジでエロい♡」
「あひんっ♡」
「女の子様を悦ばせる才能があるよ♡」
「ひゃめで♡」
「おらっ♡ もっと泣き叫べ♡」
ぎゅうううううううううううううううッ♡
「ぐえええええええええ♡」
勢いよく閉じられた太もも♡
俺の胴体が再び太もも地獄で絞めつけられる。
ムチムチ筋肉質な太もも同士が潰れあうほどの強烈な締めつけだ。
俺の胴体よりも巨大な太ももと太ももに絞めつけられたら、貧弱なチビ男なんてひとたまりもなかった。呼吸ができなくなって口を「ぱくぱく♡」と動かして溺死寸前の魚になる。激痛のあまりに涙をぽろぽろと流して白目をむく。そんな惨めな姿を真正面からカナタに鑑賞された。
「まだまだ続けるからな?」
カナタがニンマリと笑って、
「にーにがあーしの太ももに恐怖するまで続ける。覚悟しろ?」
ぎゅうううううううううッ♡
締め付けの力が増す。
妹はまだまだ本気ではないのだろう。
俺がギリギリ耐えられない力でもっていたぶられる。
欲情していた太ももによって殺される♡
どんなに命乞いしても許されることなく絞めつけられ、俺は絶叫をあげながら、いつ終わるとも分からない太もも地獄に絶望していった。
*
「じゃ、お風呂入ってくるから。休憩してていいよ~ん。風呂あがったらまた続きやっからな」
時間の感覚がなくなるまで締めつけられてようやく解放される。
あれだけ俺を締めつけていたカナタは汗一つかいていないのに、締めつけられていただけの俺は油汗で体中をダラダラにしていた。太ももプレスから解放された瞬間に床に倒れこみ、満足にできなかった呼吸を繰り返す。ベゴンとへこんでしまった腹部と、はやくも一生消えないことが分かる内出血の傷跡を見て絶望する。それでも俺はヨロヨロしながらなんとか立ち上がった。
「べ、勉強・・・・・勉強しないと・・・・・」
満身創痍で机にむかう。
数学の教科書をとりだして数式と悪戦苦闘する。
数日後に迫ったテストで勝てばこの地獄から解放されるのだ。毎日のように調教されることもなくなる。元の兄妹に戻れる。そう思えばこそ、俺は必死に机にかじりついていった。
「カナタのやつ、ぜんぜん勉強してない。これはチャンスだ」
あいつは教科書を家に持ち帰ってもいないのだ。
家の中では1秒だって勉強していないことが分かる。
だからこそチャンスだった。
肉体的な強さで負けても頭の出来なら負けない。
妹にテストの点数で負けるわけにはいかない。
このテスト勝負で勝利してこの地獄から解放される。
俺は歯を食いしばって勉強していった。
●●●
テスト当日。
俺は緊張しながらその日をむかえた。
朝の食事の準備をしている間からソワソワと落ち着かない。
頭の中で勉強したことの復習を繰り返していた。
その時、
「おはよー、にーに、ごはんできてる?」
寝ぼけ眼のカナタが起きてきた。
ラフな格好で、露出させたお腹をカリカリとひっかきながらアクビをしている。
昨日も俺をさんざんにボコって遊んだ後、夜更かしをしていたらしかった。
勉強なんて一つもしていないことが分かる様子を見て、俺は呆れてしまった。
(こんな奴に負けるわけにはいかない)
俺は必死に勉強した。
妹にボコられても寝る間も惜しんで机にかじりついてきたのだ。
脳みその疲労感が逆にすがすがしく感じられるほどに、全力で努力したという充実感があった。
(それにこれはチャンスだ。油断してるカナタになんて負けるわけがない)
身体能力では完敗だ。
けれども勉強なら話は別だった。
俺は「絶対にテストでカナタに勝つ」という強い気持ちを強めた。
*
テストが開始される。
教室中で男子たちが苦悶し、女子たちがアクビをしながら答案用紙とむきあっていく。
調教のあい間に必死に勉強したおかげで、テストを受けている間もかなりの手応えがあった。
確かに問題自体は難しい。初等部の頃とは難易度がまったく違っていた。けれども何問かを除けば全然分からないということもなかった。
(これならいける!)
希望を胸に抱きながらテストを受けていく。
目を充血させながら、ケアレスミスもないように全神経を集中して問題を解いていく。
ちらっと視線をあげるとカナタの奴は机に突っ伏して眠っている。まだ開始15分も経っていないのにもう諦めてしまったのだ。ほかの女子たちもただぼけっとしているだけ。それとは反対に男子たちは必死にテストにくらいついていった。
*
数学のテストが終わる。
採点はAIが使われてすぐに返却されることになる。
テスト終了から5分後、男性教師が教室に入ってきて、採点された解答用紙を返却していった。俺の名前が呼ばれてドキドキしながら受け取ると、そこには80点という点数が刻まれていた。
「よくがんばったね」
先生が声をかけてくれる。
「男子の中では君が一番だ」
「ほ、ほんとうですか?」
「ああ。これからもがんばるんだよ」
その言葉が胸に希望の火をともすようだった。
がんばれば結果が出るという感覚。
努力すれば成果が生まれるという感覚に心が躍る。
これならカナタにも勝てるはずだ。
あの難しい問題で80点という高得点だったのだ。
日頃から勉強なんて1秒だってせずに、テスト中もすぐに机に突っ伏して眠っていた不真面目なギャルに負けるわけがなかった。
「次、カナタさん」
先生に呼ばれて返事もせずにカナタが教壇に向かう。
俺はその様子を机につきながらじいっと見つめていた。
俺の勝利の瞬間だ。
カナタがひったくるように先生から答案用紙を受けとると、大股でこちらに歩いてくる。俺の席の間近で仁王立ちになったカナタがニンマリと俺のことを見下ろしてきた。
「何点だった? にーに」
「おまえのほうこそどうだったんだよ」
「別にー、普通だったよ?」
「・・・・・・そうか。ならいっせーのせいで見せあおうぜ」
勝てる。
地獄からの解放。
俺とカナタは同時に答案用紙を机の上に広げた。
自慢の80点が机に踊る。
ドヤ顔をした俺は、カナタの答案用紙を見て凍りついた。
「え?」
信じられない。
その数字が頭にうまく入ってこない。
なぜか0が多いということしか一瞬分からなくなる。
妹の答案用紙―――その右上には「100」という数字が刻まれていた。
「じゃーん、あーしは100点満点でーす」
ビクンと俺の体が跳ねる。
見上げると妹がニヤニヤと俺のことを見下ろしていた。
「にーには80点かー。ぷぷっ、ザコすぎじゃね?」
「うッ」
「なんかすっげえドヤ顔で自信満々だったからさー、同じ100点で勝負は引き分けかと思ったけど、ぜんぜんだったねー」
「ううッ」
「ぷぷっ、肉体の強さでも完敗なのに、頭の良さでも惨敗だな? 年下の妹にテスト勝負で負けるとか恥ずかしくないわけ?」
煽ってくる。
けれどこの結果を簡単には信じられなかった。
「か、カナタ、おまえ、なんで?」
「ん?」
「なんで勉強もしてないのに100点なんか・・・・・おまえ授業中も遊んでて、家でも勉強なんてしてなかったのに・・・・・・こんなのおかしいだろう」
テストは難しいものだった。
初等部時代と比べればレベルがはるかに違っていた。俺が死に物狂いでなんとか80点だったのに、なんの努力もしていない妹が100点なんてとうてい信じることができなかった。
「こんな簡単な問題、勉強しなくても余裕っしょ」
「な、なんだと?」
「だから頭の出来が違うんだって。女の子様は能力の発現と制御のために脳神経が発達するからさー、こんな幼稚な問題なんて勉強しなくても間違うわけないって」
教えさとすような声。
やれやれと妹が呆れている。
「女と男じゃ、頭の出来が違うんだよ」
「ううッ」
「ほんと低脳はかわいそうだね。こんな簡単な問題も満足に解けないなんてさ。ねえねえ、ここにちゃんと脳みそはいってんの?」
仁王立ちのカナタが俺の頭をポンポンと叩く。
軽く、屈辱を与えるための動作。ほんとうにここに脳みそがつまっているのかとバカにされる。俺よりもテストの点数がよかった妹にコケにされていく。ポンポンと頭を叩かれながら俺はうなだれてしまった。
(俺のほうが頭悪いんだ・・・・・・年下の妹よりも・・・・・・頭の良さでも負けちゃってる)
それを分からされる。
うなだれると、机の上に置かれた妹の答案用紙が視界に入ってくる。強調されている「100」の数字。その客観的な数字で分からされる。俺では逆立ちしたってとれない点数を妹は簡単にとってしまった。勉強もしないサボってばかりのギャルに負けた。頭の出来が違う。それを分からされた。
「女子のみなさんの平均点は100点です」
答案用紙を返し終わった先生が喧噪にまみれた教室内で告げる。
「男子の平均点は58点・・・・・・・・おしくも赤点ですね」
なぜか押し殺したような声。
60点という合格ラインに届かなかった―――そのことを心底哀れんでいるような視線が気になる。
「それでは今日の授業はおしまいです・・・・・・・・がんばってくださいね」
そう言い残して先生が去っていく。
残されたのは肉食動物の檻の中にまぎれこんだ俺たち草食動物だけだった。
「じゃ、にーに、罰ゲームやっからな」
ニンマリとしたカナタの声。
俺の口から「え」という呆けた声があがる。
「あたりまえだろ? こんな簡単な問題でも赤点とか、罰を与えるしかないじゃん」
「そ、そんな、だって俺は、」
「連帯責任だから。男子全員の平均点が赤点だったら男子は全員罰ゲーム。ま、やることはいつもと変わんないけどね」
ニヤニヤと笑って、
「この前の続きだ。おっぱいで調教してやんよ」
*
逃げようとした俺の体が簡単に掴まれた。
そのまま生き地獄みたいな爆乳へ顔面を押し込まれる。
着崩して若干生乳が露出してしまっているおっぱいに埋もれる。代謝の良い張りのあるおっぱいで顔面をレイプされた。俺の頭部がすっぽりと谷間に埋もれてしまう。「むううううッ」という悲鳴をあげて、そのすべてをおっぱいに吸収され、言葉さえ発することができない。
「ぷぷっ、あーしのおっぱいに生き埋めだな♡」
「むうううッ! むうううッ!」
「あー暴れてる暴れてる♡ きもち~♡」
「むうううッ! むうううッ!」
「今日はおっぱいでお前の頭部を潰す♡ ほれ、回転しろよ♡」
谷間の中に挟まれた俺の髪の毛が掴まれ、体の向きを変えさせられる。
顔面をおっぱいに押しつけている格好から180度回転して、顔面が谷間から露出した。視界がひらけて、それでも捕らわれの身であることに変わりはない。大きな妹の体を背後に感じながら、両頬に食い込んでくる乳房の感触に悶絶した。
「ぷぷっ、間抜けだなー、左右からおっぱいに潰されちゃってる♡」
「ひいッ! ゆ、ゆるじでッ!」
「あーあ、この前おっぱいで調教してやったから、かなり怖がるようになったな♡ あれだけチラ見してたあーしのおっぱいのこと、怖くて怖くて仕方ないんだろ?」
図星だった。
怖い。
俺の頭部を左右から挟み込んでいる大重量のおっぱい。その迫力を両頬にひしひしと感じる。乳肉が俺の頬に食い込んでいる。それはまるで肉食動物の牙が獲物の体に食い込んでいるようだった。食事の時間が始まる。
「ほれ、ぎゅううううううッ!」
べぎばぎべぎいいッ!
唐突に巨大な乳房が押し寄せてくる。
カナタが両乳房の側面に手をあてがい、乳肉と乳肉を寄せあげているのだ。力強く、乱暴に。乳肉同士が密着する勢いでプレスされて、俺の頭蓋骨が軋んでいく。
「ぎゃあああッ! ひゃめでえええッ!」
思わず悲鳴が漏れる。
頭蓋骨が冗談ではなく潰れているのだ。
妹の大きなおっぱい―――Kカップの乳肉で俺の頭部が潰されていく。本来なら柔らかくて沈み込んでしまう爆乳。そんな柔らかいおっぱいによって、脳みそを守るための頑丈なはずな頭蓋骨が軋まされていく。柔らかい女の体によって、無骨な男の体が圧殺されていくのだ。女性の象徴によって潰される。それによって、はやくも俺の心の中に「男は女に勝てない」という考えが刻まれていくのが分かった。
「あはっ♡ おまえ、おっぱいで潰されてくぞ?」
「ひいいいいッ! ひゃだあああッ!」
「背後からおっぱいに襲われて食べられちゃってる♡」
「ゆるじでえッ! ひゃめでええッ!」
「どんなに暴れても強い女の子様の体には勝てない」
「ひいいいいッ! ひいいいいいッ!」
「おまえはおっぱいにも勝てない弱い男なんだよ♡ 肉体の優秀さでは比べものにならない♡ それなのにテスト勝負でも負けちゃった♡ 頭の良さでもボロ負け♡ 妹に手も足も出ずに惨敗♡ ねえねえ、年上の兄が、年下の妹にズタボロにされて恥ずかしくないわけ?」
ビクンッと震えて、俺の体が一瞬脱力する。
それを見たカナタが背後でニンマリと笑った気がした。
「おら、潰れろ♡」
ぎゅううううううううッ!
ベギバギッベッギイイッ!
さらに力が強くなる。
頭蓋骨が軋むどころか本当に潰れていくのが分かる。
女の子の大きなおっぱいによって頭をぺちゃんこにされる。大事な脳みそが入っている頭が潰されちゃう♡
「ぎゃああああああああッ!」
じたばたと暴れても無駄だ。
妹の大きな体をよろめかせることもできない。脳みそをグジャっとされる恐怖に半狂乱になって暴れるのに、カナタはビクともしないで仁王立ちしたままだ。おっぱいで潰されていく。
「おまえみたいな低脳の脳みそなんていらないもんな?」
「ひっぎいいいいいッ!」
「年下の妹にテスト勝負で惨敗するザコ脳みそは潰しちゃおうな」
「ひゃめでええええッ!」
「ほれほれ~、妹のおっぱいで脳みそ潰されちゃうぞ~」
おどけたような言葉と共に潰される。
乳肉と乳肉がさらに寄せあげられる。
かろうじて顔面が露出する程度に深く、深く、挟み潰される。視界が乳肉に占領されていく。それと同時に俺の両頬どころか頭部全体がミンチにされていく。女性の象徴であるおっぱいで大事な脳みそが潰されてしまう。
(勝てない♡・・・・・勝てないんだ♡・・・・・)
カナタには勝てない。
妹には勝てない。
女の子様には勝てない。
それを分からされていく。
背後から妹のおっぱいで頭部を挟まれ、潰されながら、俺は涙をボロボロと流してしまった。
「ぷぷっ、諦めたな♡」
「ううう・・・うううッ・・・・・」
「妹のおっぱいに潰されて、食べられちゃう弱い自分を認めちゃった♡」
「ウッ・・・・ううううッ・・・・」
「ま、おまえだけじゃねえから安心しろよ。ほら、教室中で、男子が女子に敗北してるぞ?」
乳肉に占領されつつある視界に広がる光景。
おっぱいで左右から頭部を潰されながら拘束され、俺はその地獄絵図をあらためて見つめた。カナタの言うとおり、教室中で、男子が血祭りにあげられていた。
「おらおら~、低脳男子の頭なんて踏み潰してやるよ」
「惨めですね高田さん。テストの点数で負けたあげく、女の子の太ももに挟まれただけで悶えちゃってます」
「まだまだ殴るよ? 君の顔がグジャグジャになるまで殴るのをやめないからね?」
長身女性様たちがチビ男子たちを圧倒している。
―――倒れた男子の頭を踏み潰して遊んでいるメガネの女の子。
―――無表情な事務的な態度で、貧弱な男子の胴体を太ももで挟み潰して罰を与えている女の子。
―――無邪気な笑顔を浮かべて、あおむけに倒れた男子に馬乗りになりながら、マウンドポジションからその顔面を殴り続けている女の子。
女子による男子に対する懲罰。
男子にお仕置きを与えていく年下少女たち。
彼女たちは男子の誰よりも頭が良い。
それなのに、その体格でも男子を圧倒してしまっている。
男子よりも体格の劣った女の子なんて一人もいなかった。高身長で肉づきが良い少女たちが、テスト勝負でも完勝し、肉体の強さでも圧勝してしまっている。
「朝井さん、10回目の気絶はいかがでしたか?」
そんな地獄絵図の中でも残酷に振る舞っているのがヒナタちゃんだった。
座敷童みたいな童顔の黒髪美少女が、ペア相手の朝井をボコボコにしている。
背後からのチョークスリーパー。
ヒナタちゃんの両腕が大蛇のように朝井の首に巻きつき、獲物の急所を包み込んでしまっていた。体格差もひどい。昔はちっちゃくて、細くて、可憐な少女だったヒナタちゃんが成長しきっている。そして、豊かに発育した爆乳で朝井の背中を押し潰しながら、その首を締めあげていった。
「おええええッ! ぐええええッ!」
朝井はもう息も絶え絶えだった。
ヒナタちゃんの腕の中で悶絶しっぱなし。
顔を鬱血させ、うつろなまなざしを浮かべて、えづき続けている。喉をゴリゴリと圧迫され、満足に息もできない中で、気絶の感想を聞かれて絶望しているのだ。同年代の男子の中では体格のよかった朝井も成長したヒナタちゃんを前にしたら子供同然だった。大きく成長したヒナタちゃんの体に磔にされ、完全脱力して涙をボロボロ流しながら、朝井が悶え苦しみ続けていく。
「あー、ヒナタのアレはやばいよねー♡」
背後からカナタが言う。
「アレ、すっげえ苦しいらしいよ? どんな傲慢な男でも一発で従順にしちゃうんだってさ」
「ひいッ!」
「ヒナタは実家の習い事で古武術習ってるからさ~。特に柔術がやばいんだよね。男を絞め落とすのも絞め殺すのも自由自在って感じ。寝技オンリーで戦ったら、あーしでも勝てるかわかんないな、アレ」
背後から恐ろしい事実を教えられる。
ヒナタちゃんは人畜無害そうなかわいらしい顔立ちをしているのに、その実力は女の子様そのものなのだ。かわいいギャップと裏腹の強さと残酷さ。それを感じるたびに俺の体はビクンと震え、分からされてしまった。
「お仕置きはまだまだこれからだかんな」
背後でカナタが囁く。
「にーにのこと、たあっぷり調教してやんよ」
ぎゅううううううッ!
そして潰される。
妹のおっぱいで分からされる。
俺は爆乳の谷間で永遠と潰されながら、教室で繰り広げられる地獄絵図を見せつけられ、ボロボロと涙を流し続けるのだった。
つづく