町田の朝は早い。
前日の調教で体は疲労しているし、とある事情で彼は夜満足に眠ることができないでいる。
そんな疲れきった体にムチをうって、彼は朝のキッチンで料理を準備するのだった。
今日の朝めしは、鮭の塩焼きにみそしる、卵焼きというオーソドックスなメニューだった。
朝はご飯を食べなければ力がでないと思っている町田は、当然のように米をたいて、準備は万全だった。
彼は、よし、というかけ声とともに、寝室にむかった。
そこでは、千鶴があられもない格好で熟睡していた。
むにゃむにゃと寝言を言っているのは可愛らしいのであるが、そのシャツからこぼれ落ちそうになっている胸はどうにかしてほしかった。
夜はブラをつけない千鶴。
夜、散々に悩まされている千鶴の体を前にしても、町田は興奮を隠せない。
町田は、ごくっとツバを飲み込んで、千鶴の体を凝視してしまう。
大きな胸が、重力に逆らうようにして球形を維持している様子や、
布団を挟み込むようになっている艶めかしい太もも。
女の子らしい柔らかそうな・・・・・しかし、鍛えられあげ、筋肉がうっすらと浮き出ている見事な肢体だ。
町田は、千鶴のことを陶酔にも似た感情を得たまま凝視し続け、はっと気づいたように頭をぶんぶんと横にふった。
すぐに、千鶴の肩をゆさぶって彼女に起床を促す。
ゆさぶる際、千鶴の胸が揺れているのを見ないように、町田は相当な努力を強いられた。
「あ、弘樹くん、おはよー」
「おはよう、ち、千鶴さん」
寝起きの千鶴が目をこすりながら言った。
あられもない姿はあいかわらず、その隙だらけの様子に町田の心はどきんと反応してしまう。
「ご飯できてるよ。食べようか」
「うん♪」
朝から元気のいい千鶴が起きあがる。
すぐに食事になって、二人は食卓を囲んだ。
おいしそうにご飯を食べる千鶴のことを見て、町田は満ち足りた気持ちになる。
これで調教さえなかったら、こんな生活もいいのになーと、彼はそんなことを思った。
「それじゃあ、行ってきます!」
着替え終わった彼女が元気よく家をでていった。
町田はそれを見送って、千鶴の家の中に残った。
千鶴は部活。
町田はそれにはついていかずに、こうして千鶴の家で待機しているのだった。
「よし」
しかし、町田には休むひまもない。
すぐさま、彼は食器の洗い物を始める。
それが終わると風呂そうじ。
そして、昨日の千鶴の練習着をごしごしと洗濯板で洗った。
泥と汗がこべりついた練習着は、洗濯機だけでは汚れが落ちない。
町田は念入りに千鶴の練習着を洗っていった。
大好きな女の子の汗とにおいが染み込んだユニフォーム。
それを意識していないといったら嘘になるけれども、彼は必死に自分の仕事をまっとうしていった。
午前中が終わる頃になると、ようやくひと段落がついた。
食材の買い出しもすませ、彼はリビングで横になった。
夜はとてもじゃないが眠れない。
だから彼は昼間にこうして仮眠をとるのが常になっていた。
瞼が自然と落ちてきて、彼は夢の中に落ちていった。
部屋の中の千鶴のにおい。
それを嗅いでいるせいか、夢にはいつも千鶴が出てきた。
その日は千鶴の座布団にされている夢だった。
うなされることはなかった。
彼は嬉しそうに虐めてくる千鶴に満ち足りた思いを感じながら、夢を見続けた。
*
夜になって、千鶴が帰ってくる。
町田は起き出して、夕食の準備。
その間に、千鶴は家にあるトレーニングマシンで筋トレをしている。大きな部屋に専用のマシンがあって、母親から命じられているプログラムを30分ほど続ける。
そうこうしているうちに、夕ご飯の準備も終わって、二人は食事。
そして、すぐさま調教に入る。
今日も町田は犯された。
千鶴の肩の上で背骨を軋まされる。
アルゼンチンバックブリーカー。
千鶴が嬉しそうに言った。
「ほーら、どんどん力こめていくからねー」
余裕の表情。
彼女としてはほとんど力をこめていないつもりなのに、町田の背骨は悲鳴をあげ、不自然なまでにその体が曲がっていく。
「ヒッギャアア・・・・やめてええへえやああ!!!」
「あは、すごい悲鳴。もっときかせてよ」
ぎゅううううう!!
「ひひゃあええああああ!!!!」
千鶴はさらに胸をはり、町田を犯す。
堂々とした体躯でもって、矮小な男を軽々と肩の上に乗せ、その体を軋ませる。
千鶴の右手は無意識のうちに町田の股間に延び、そこにあるものを愛しげに愛撫していた。
さわさわと、千鶴の手が町田の急所を這っていく。
その感触と背骨に伝わる激痛とがあいまって、町田はさらなる悲鳴をあげた。
「ふふふ。弘貴くんは今、私に全部握られてるんだよ? 私がその気になれば、弘貴くんは背骨をボキって折られて死んじゃうの」
「っぎゃあひゃあああ!!」
「あはは♪ いい声!」
千鶴の顔に恍惚とした表情があらわれる。
目をとろんとさせて、欲情した女の顔。
彼女の右手はさらなる過激な愛撫を見せ、さらなる苦痛を町田の背骨におくり続ける。
町田の絶叫。
千鶴は子宮の奥がキュンと高まるのを感じて、さらなる調教を町田にほどこすのだった。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・
・・
「うん、今日はここまで♪」
どさっ。
千鶴がようやくアルゼンチンバックブリーカーから町田のことを解放した。
地面に横たわった町田のことを、千鶴が仁王立ちして見下ろす。
目をとろんとさせた彼女は、町田の顔をよく観察するために、彼の胸ぐらをつかんで強引に立ち上がらせた。
「ふふ、可愛い♪」
目の前に町田の顔をもってきて、千鶴がトロケた瞳でそれを凝視する。
涙と涎で汚れた顔。
瞳は虚ろで、ぼろ人形のように力を失った男の子。
そんなクラスメイトの姿を見て、快感が極まったように千鶴が破顔した。
「ほんと、食べたいちゃいくらいに可愛いよお」
嘆息をもらし、我慢ができなくなった彼女は実行した。
口を大きくあけて、舌で町田の顔を縦横無尽に舐めあげる。
ぺろぺろとアイスでも舐めるかのように、町田の顔を蹂躙する千鶴の舌。
愛おしそうに町田のことを頬張っていく娼婦のような女の子。
もはや調教の後の日課となった行為。
町田は全身の苦痛に耐えながら、千鶴の舌に快感を感じる自分を抑えきれない様子だった。
苦痛の後の快感。
バブロフの犬のようにすりこまれるその関係性は、はからずも町田のドm化をさらに進める結果となった。
「ふふっ、ごちそうさまでした」
散々舐めあげた後、千鶴が言った。
「弘貴くん、大丈夫?」
「あ・・・・あ・・・あああ・・・」
町田は千鶴の舌によってトロけてしまい、だらしなく顔を弛緩させて、千鶴の腕にすべてを任せてしまっていた。
快感にとろけてしまった町田の様子を見て、もっと虐めたいと千鶴は思うのだが、さすがに彼女も自制したようだった。
「しょうがないなー、弘貴くんは。じゃ、もう寝ようか。明日も早いしね」
言うがはやしで、千鶴はひょいっと、町田の体を抱き上げた。
お姫様抱っこ。
抱き上げられた瞬間、町田が歓喜にも似た声を漏らした。
くすっと笑った千鶴は、町田のことを抱きながら、寝室にむかった。
「じゃあ、いつもどおりお願いね♪」
千鶴の言葉。
町田の仕事はまだ終わっていない。
「弘貴くんを抱き枕にしてると、なぜかよく眠れるんだよねー。ふふっ」
自分の腕の中でとろけきっている町田のことを優しく見下ろしながら、千鶴が続けた。
「一緒に寝ようね、弘貴くん♪」
つづく