次の日、月村と斉藤は学校を休んだ。
既に卒業試験を前にして、学校の授業課程は全て終了していた。
朝の点呼はとられていて、一応、自習の時間として出席する義務はあったが、必要性があるなら、平日に学校を休むことも許されていた。
必要性。
そう、たとえば、男を調教して教育する必要性である。
「ゆるひて・・・・・だめだめ、脚に力こめないで、あ、あ、あ、ッギイイイアアア!!」
斉藤の断末魔が響く。
月村の部屋の中だった。
月村は、昨日と同じようにソファーに座り、その発達した太ももの中に斉藤の胴体を挟み込み、潰していた。
昨日と全く同じような光景。
今朝、斉藤が月村よりも遅く起床したことに対する制裁だった。
月村は天真爛漫の笑顔で、斉藤に対して苦痛を与え続ける。
「ん〜、斉藤くんは4割が限界みたいだね」
月村が言った。
これまでの締め付けの中で、斉藤が気絶せずにギリギリ耐えられる力の加減を熟知していった。
「1年前までは、7割まで耐えられたよね。部活終わって、体が衰えちゃったのかな」
締め付けを緩める。
斉藤がようやく話せる程度に力を加減してやると、斉藤は息も絶え絶えに、何度目かも分からない命乞いを始めた。
「ゆるひて・・・・陽子様・・・・・ごめんなさいい・・・・脚は許して・・・・・殺さないで・・・・・お願いしましゅう・・・・・・」
そんな涙と涎を流して懇願してくる斉藤を、陽子はまじまじと見つめた。
命乞いに耳をかすような陽子ではなかった。
彼女は、さきほどの自分の疑問であるところの斉藤の弱体化について考え、言った。
「それとも、私の力が強くなったのかな。確かに、私自身、成長してるって思うんだよね」
陽子はふふっと笑って、
「とくに体とか鍛えてないけど、力が増してるの感じるもん。今だったらきっと、わたしが全力出したら、斉藤くんの胴体、文字通り潰して、内蔵とかドバドバってしちゃうこともできると思うよ」
陽子はうっとりとして、
「高等部の先輩たちみたいにね。うん、やっぱり私が強くなってるんだろうね。学年があがるたびに、筋力も能力も強くなるらしいし」
陽子は自己完結してその問題を解決した。
そして、自分の太ももの間に拘束され、かれこれ1時間以上、胴体を潰され、苦しみ続けている男にむかって言った。
「まあでも、斉藤くんも体鍛えないとね。ほかの男子とはましとはいえ、私を満足させるくらいには強くなってもらわないと。そうじゃなきゃ、奴隷失格だからね」
分かってる?
そう尋ねながら、陽子は脚に一瞬だけぐいっと力をこめた。
それだけで男はビクンと痙攣する。
すぐさま脚の力を緩めてやると、男がぐすぐす泣きながら言った。
「ひゃめてえ・・・脚は許してええ・・・・・陽子様・・・・・死んじゃいます、死んじゃいますからあ・・・・・」
「ふふっ、あ、ちょっと待って、電話だ」
陽子がソファーの上においてあった携帯電話を手にとった。
誰からの電話か見てとった陽子は、太ももで斉藤の胴体を潰すのはそのままに、通話ボタンを押した。
「やっほー、青葉、どうしたの?」
月村が言う。
青葉は、月村と斉藤のクラスも一緒で、サッカー部の副キャプテンをしていた。
月村と一番仲が良く、休日は遊びに行くのが常である。
そんな友人との電話をしている月村は、年相応の女の子に見えた。
しかし、今、彼女の太ももの間には、男の胴体が挟み込まれ、その怪力をもって永遠と男を封じこめているのだった。
「うん、そうそう、今日は斉藤くんのこと調教するために休みとった。うん、学校の許可はもらってるよ」
月村が電話にむかって話す。
受話器のむこうからは、女の、青葉の声がしているが、その声はくぐもって言葉までは分からない。
「え、今? 今はちょうど私の脚の間で潰されてる。すっごい顔になっちゃってるよ。涙と涎で。ふふっ、それでさっきからずっと命乞いしてるよ。くうんくん鳴きながら、負け犬の声でね」
受話器の向こうで爆笑があがる。
どうやら青葉の周りにはほかにも女子生徒がいるらしい。
おそらく教室の中なのだろう。休み時間特有の喧噪が電話のむこうから聞こえてきていた。
「えー、そんなことないってば。ふつうふつう。これからもっと徹底的にやって、奴隷化するつもりだし」
月村が笑いながら談笑していた。
その間、斉藤は月村の太ももの中にとらえられたままだ。
(ゆるしてくださいいい・・・・・陽子さまああ)
斉藤の脳裏にはそれしかなかった。
今、自分の胴体を潰している陽子様の太もも。
その感触だけからも、彼女の脚のおそるべき筋力量、どんなに自分が努力したとしても届かない力の差を感じることができる。
そして、朝から永遠と繰り返された圧迫と解放の連続に、斉藤の心はとうに折れてしまっていた。
同級生の女の子に対して、服従を誓う。
この1年間の間に芽生えていたプライドは木っ端微塵に壊されてしまった。
今、楽しそうに談笑している陽子。
彼女のことが恐ろしくて仕方なかった。
「え、見たいの? 斉藤君が今どうなってるか?」
きょとんとしながら陽子が言った。
彼女は一瞬、思案するように斉藤を見つめた後、一転して破顔すると、
「それもいいかもね。まってて」
嗜虐的な笑みを浮かべた陽子。
彼女は携帯電話を操作し、電話と同時に映像も送れるモードにした。
そして、勢いよく携帯電話を斉藤に向けると言った。
「じゃーん、これが今の斉藤くんでーす」
おどけたように言う陽子。
彼女の携帯電話は斉藤に向けられ、そのカメラでとられた斉藤の映像が青葉たちに送られる。
携帯電話のカメラでとられたのは、女の子の発達した太ももの中に胴体を挟み込まされ、顔を鬱血して苦しむ男の姿だった。
途端に、爆笑の声が携帯電話のむこうから聞こえてくる。
「斉藤くんは、こんなことされちゃってまーす」
ぎゅうううううッッ!!
「ヒ、ッギャうううッツウウ!!」
おどけたように脚に力をこめる陽子。
ぎゅううっと締め付けられた彼女の太ももの間で、斉藤は何度目になるかわからない悲鳴をあげた。
携帯電話の向こうから、さらに爆笑の声があがる。
「はい、斉藤君、力緩めてあげるから命乞いしてね。教室にいるみんなも納得させるような立派な命乞いができたら、許してあげてもいいよ?」
言い、太ももから少しだけ力を緩めてやる陽子。
胴体を絞め潰されながら、声だけ発することを許された斉藤は、恥も外聞もなく絶叫した。
「許してくだしゃああいいいいい!! 陽子しゃまああああ! 何でもしますからあああ!! 命だけは勘弁してくだしゃあああいいい!!」
ひたすら。
絶叫をあげて命乞いをする斉藤。
今も胴体を締め付けている陽子の脚。
それがひとたび力をもてば、自分がどうなってしまうか。
その恐怖を植え付けられた斉藤は、同級生の女の子に必死の命乞いを続けた。
「あはは、斉藤ったら、いい声で鳴くね」
携帯電話の向こうから青葉の声が聞こえてくる。
それに対して、陽子がふふっと笑って、
「そうだよね。やっぱり、斉藤君で遊んでると面白いよ」
「あーあ、陽子はいいなー。わたしも早くやりたい」
「ふふっ、もう少しの辛抱じゃない。それに、今我慢しなくちゃ、念願だったアレの人数が減っちゃうよ」
それもそうだね。
と、携帯電話の通話が終わった。
陽子が電話を切り、ソファーに置く。
そして、太ももの中に捕らわれて、潰されている男のほうへと視線をやった。
「許してええええ!! お願いいいいい!!」
陽子と青葉の電話中も必死に命乞いをしていた斉藤。
そんな彼に対して、陽子は天真爛漫の笑顔を向けて、言った。
「不合格♪」
ぎゅうううううッッ!!
「な、なんッグッギャギギギっっ!!」
太ももに力をこめられ、すぐさま言葉を発することすら許されなくなる斉藤。
顔はみるみるうちに鬱血し、口からは舌が飛び出て、ブクブクと泡を吹き始める。
陽子の太ももは筋肉質にもりあがり、斉藤の胴体を完全に覆い隠し、潰していった。
「当然でしょ、斉藤くん」
陽子が締め付けを継続しながら言った。
かなりの力をこめているのに、その表情は少しも力んだところがなく、余裕で、微笑みすら浮かべている。
「斉藤くん、ただ絶叫してるだけなんだもん。もっと女の子を悦ばせるように、情けなくやってくれなきゃ誰も満足しないよ」
陽子は言って、笑った。
「じゃ、気絶させてあげるね。一瞬、6割力こめるけど、死なないでね♪」
やめて。
そう言おうとした斉藤は陽子の太ももの締め付けによって言葉がでない。
それすらもお見通しの陽子が、ふふっと笑って、
「えい♪」
ギュギュギュううううううッッ!!
「gjskjどいあっっかあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
電気ショックでもくらったように壮絶に痙攣し、体中から力をなくしてしまう男。
陽子の太ももの中で、ぐったりと意識を失ってしまった男は、それでも解放を許されない。
「あーあ、一瞬だったね」
意識を失った男に対して、陽子が呆れて言う。
ぎゅうううっと意識を失った男を太ももで潰し、ビクンビクンと痙攣する様を楽しそうに眺める。
ひとしきり、男の痙攣する様子を見ていた陽子は、満足そうに笑って、言った。
「卒業試験が楽しみ。もっとすごいこと、してもいいんだもんね」
そう言って、陽子が、太ももをがばっと開脚した。
彼女の太ももに拘束されていた男が、どさっと地面に落ちる。
男の胴体には、大蛇に締め付けられたかのような痣ができあがっていた。
陽子の太ももの痕だ。
その痕がくっきりと浮き上がっているのを、陽子は満足そうに見下ろした。
「ふふっ。やっぱり男子虐めは最高だね」
言いながら、陽子が地面に仰向けで倒れている男の顔面を踏みつけた。
白目をむき、ブクブクと泡をふいている男を踏み潰していく。
ぐりぐりと、体重をかけて男の顔を足裏で蹂躙する陽子。その行為は彼女が満足するまで続いた。
「今日はこれくらいかな」
陽子が嗜虐的に笑った。
彼女は、意識を失った男にむかって勝ち誇るようにして言った。
「卒業試験までには、ちゃんと調教してあげるからね、斉藤くん」
(続く)